インターネット上に公開された中国海軍の最新鋭潜水艦「晋」型弾道ミサイル搭載原子力潜水艦1番艦=sinodefence.comより 中国海軍が5月下旬、最新鋭潜水艦に搭載予定の弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を朝鮮半島西方の黄海で行った可能性が高いことが3日、防衛省や在日米軍の情報分析で明らかになった。発射されたSLBMは開発中の「巨浪2(JL2)」とみられる。防衛省情報本部などは細部について、調査・分析を始めた。 防衛省によると、発射実験は5月29日に実施され、SLBMを発射したのは、巨浪2の開発用に改造されたゴルフ級弾道ミサイル潜水艦だった。 巨浪2は飛行距離が8000キロと米国本土の一部も射程に入れられるミサイルで、中国海軍最新鋭の原子力弾道ミサイル潜水艦「094型(「晋」級)」に搭載される予定という。 「晋」級原潜は2004年に1番艦が進水。中国南部の海南島の軍港を拠点に実戦配備に