タグ

ブックマーク / bluediary2.jugem.jp (6)

  • 「ゲルハルト・リヒター展」 | 青い日記帳 

    川村記念美術館で開催中の 「開館15周年記念特別展 ゲルハルト・リヒター―絵画の彼方へ―展」に 行って来ました。 静かな、そして穏やかな興奮に包まれる展覧会です。 もしかして、今開催されている展覧会の中で 最も観ておかなくてはならないものかもしれません。 ゲルハルト・リヒターは1932年生まれ。 現役で作品を創作し続けている「現役」の画家さんです。 「現代美術はちょっと・・・」という方にもお勧めです。 (逆にお嫌いな方こそ是非) なぜならリヒターの「作品」を観る場でありながら 実は作品を観ている「自分」を観る場でもあるような気がするからです。 「世界最高峰の画家」 「世界で最も注目されている画家」 なんて修飾語を付けられると、ついつい「当かな〜」と 穿った気持ちになってしまいます。 でもそれらの言葉もまんざら嘘ではないように思えました。 リヒターはこの著書の中でこう述べています。はっきり

    mventura
    mventura 2021/04/09
  • 2017年 展覧会ベスト10 | 青い日記帳 

    今年もたくさんの展覧会を観ることができました。都内だけでなく初めて訪れた地方の美術館に新鮮な発見を見いだせた一年でもありました。 因みに今日でこのブログを始めて13年と172日となります。これもひとえに支えてくれた家族と駄文を読んで下さる皆さんあってのこと。いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。 長く続けていると、こんな駄ブログでも多方面から原稿の依頼等があったりと大変有難いことです。中東や中国に大きな展覧会が持って行かれるまでは続けていければと思っております。 一昨年から始め好評を博している「あなたが選ぶ展覧会」は、年明けに行いたいと思っております。今しばらくお待ちください。 皆さんもご自身のブログで同じように今年の展覧会を振り返るような記事書かれた方いらっしゃいましたら是非是非トラックバック送って下さい! Facebookページ「青い日記帳」でも大歓迎です。 前置きが長くなりましたが

    mventura
    mventura 2017/12/31
  • 第4回「図録放出会」を開催します。 | 青い日記帳 

    来る2105年11月3日(文化の日)に第4回目となるアート好きによるアート好きのための図録放出会Vol.4を南青山にあるBoConcept(ボーコンセプト)にて開催します。 自宅やオフィスで要らなくなった展覧会図録を提供してもらい、500円または1000円で買って頂くシンプルなイベントが「図録放出会」です。 前回、第3回「図録放出会」の様子はこちらから。 三田修平さんの〈BOOK TRUCK〉がやってきたり、『BRUTUS』元副編集長フクヘン。こと鈴木芳雄氏(編集者/美術ジャーナリスト、美術通信社代表)と森岡書店の森岡督行氏のトークが行われたりと充実した半日となりました。 こちらは、BoConcept(ボーコンセプト)新宿店で開催された第2回「図録放出会」の様子。美術館・博物館さんや文化事業部の皆さんにご協力を頂き、盛大な会となりました。 元々は3.11で図録の山が瓦解したり、棚が滅茶苦

  • 佐藤康宏氏講演「日本の南画―江戸時代の新興美術運動」 | 青い日記帳 

    群馬県立館林美術館にて11月22日に開催された、佐藤康宏氏(東京大学大学院教授)による講演会「日の南画−江戸時代の新興美術運動−」 普段馴染みの薄く、またどう観たらよいのか分からない南画についてのご講演。美術館の暖房が故障し冷蔵庫の中のような寒さの会場で行われました。 江戸時代の絵画作品と言えば、これまで専ら浮世絵がメイン。また他に池大雅、与謝蕪村、浦上玉堂、渡辺崋山ら南画の絵師たちが。近年、若冲や蕭白、芦雪などが脚光を浴びていますが、自分たちが習った日史にはそれらの絵師の名は登場しませんでした。 浮世絵は今でも数多くの展覧会が毎年開催されていますが、南画となると開催されこそすれ注目度や集客力は「ジャクチュウ」の比べモノになりません。完全においてけぼりをってしまっている感があります。 そんな南画ですが、佐藤康宏先生は「面白い」と仰ります。どのような点が面白いのでしょうか。そして南画を

  • 御射鹿池と東山魁夷 | 青い日記帳 

    長野県茅野市豊平にある御射鹿池(みしゃかいけ)。 親しい友人が、撮影してきてくれた御射鹿池の写真です。このタイミングで撮るためには天候は勿論のこと、様々な条件がクリアされないと難しいそうです。 カメラ雑誌で賞をしばしば取っているだけあり、素人とは思えない美しい完璧な一枚です。 さて、御射鹿池が、八ヶ岳中信高原国定公園にあることや、農業用のため池として人の手により作られたことなど知らなくても、この写真を観れば一目で東山魁夷の「緑響く」が頭に浮かぶはずです。 魁夷は著書『風景との対話』の中で「絵になる場所を探すという気持ちを棄てて、ただ無心に眺めていると、 相手の自然のほうから、私を描いてくれと囁きかけているように感じる風景に出合う。」と述べているよう、実際に目にし心動かされた景色を好んで作品としました。 魁夷の風景画と対峙した時に、どこかで観たことあるような既視感を覚えるのは、現実の風景をベ

    御射鹿池と東山魁夷 | 青い日記帳 
    mventura
    mventura 2015/06/30
  • プロが選ぶ「2013年 ベスト展覧会」 | 青い日記帳 

    毎年恒例。各新聞に掲載された美術界のプロが選ぶ今年(2013年)に開催されたベスト展覧会。各紙掲載日順にご紹介します。 鈴木春信 朝日新聞 2013年(平成25年)12月18日(水)夕刊 回顧2013 美術 ワカラナイの可能性 私の3点(選者50音順、敬称略) ☆北澤憲昭(美術評論家) 1)「桂ゆき−ある寓話」(東京都現代美術館) 2)「夏目漱石の美術世界展」(東京芸術大学大学美術館) 3)「生誕130年 彫刻家・高村光太郎展」(千葉市美術館) コラージュの魅力を改めて教えてくれた3点。3に展示された高村智恵子と1は手法と感性において、2は展覧会の創り方において。 ☆高階秀爾(美術史家・美術評論家) 1)「ルーヴル美術館展 地中海四千年のものがたり」(東京都美術館) 2)「世界遺産登録記念 富士山の絵画展」(静岡県立美術館) 3)「皇室の名品 近代日美術の粋」(京都国立近代美術館) いず

    プロが選ぶ「2013年 ベスト展覧会」 | 青い日記帳 
    mventura
    mventura 2013/12/27
  • 1