【テレビコマース普及の行方】テレビを売り場に、販路開拓なるか - 通販新聞地上アナログ放送の停波で薄型テレビの買い替え需要が一巡し、冷え込むテレビ市場。こうした中で注目を集めるのが、ネット接続を前提とした「スマートテレビ」だ。家電メーカー各社は、ネット機能を強化したモデルを発売しており、通販企業が対応したアプリを提供するケースも出てきた。果たして「テレビコマース」は有力な販路となりうるのか。 「購入完結」が課題に 薄型テレビの販売が苦戦している。電子情報技術産業協会（ＪＥＩＴＡ）の民生用電子機器国内出荷統計によれば、地上アナログ放送終了後の昨年８月から、薄型テレビの出荷台数は大幅に落ち込んでいる。昨年10月の出荷台数は74万６０００台で、前年同期比73・７％減。今年２月は同64・０％減の58万５０００台となっており、回復の兆しがみられない。追い打ちをかける形で価格下落も続いており、家電メーカーの業績を直撃している。 こうした中で、昨今家電業界でトレンドとなってい
