米アップル社のソフト配信サイトで、村上春樹さんの「1Q84」などベストセラー小説の中国語版が断りなく電子書籍化され、販売されている問題で、日本語で書かれた東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」も無断で電子化され、売られていたことがわかった。この問題で日本語作品の海賊版販売が発覚したのは初めて。 出版元の文芸春秋社によると、この海賊版は今月2日にソフト配信サイト「アップストア」で115円で売られているのが確認された。何者かがスキャナーで取り込むなどして制作したとみられ、内容は同社の刊行した書籍と一致したという。 東野さんは著書の電子書籍化を例外なく拒否している。アップストアには各ソフトの購入者が評価を書き込める欄があり、そこに文芸春秋社が著作権を侵害しているので買わないでほしいという趣旨のコメントをしたところ、4日午後に削除されたという。制作者はわかっていない。 ツイッターやブログにはこのソ