次世代インターネットを巡る中国の野望 IPv6への移行を急ぎ、米国をリーダーの座から引きずり降ろす!? 関連トップページ:ネットワーク/ワイヤレス | 【特別企画】Technology Update 米国は何十年もの間、必要以上のインターネット・アドレスを占有し、インターネットの世界を支配し続けてきた。そのあおりを受けたのが、インターネット利用の歴史が浅く、わずかなアドレスしか割り当てられなかった中国のような国である。だが今、中国はそれを逆手に取り、いち早く新世代インターネットに移行することで、しがらみに縛られてIPv4からIPv6への移行に手間取っている米国から“インターネットの覇権”を奪取しようとしている。本稿では、そんな中国のねらいを明らかにしつつ、その野望がどこまで進展しているのかを探ってみたい。 ベン・ワーセン ● text by Ben Worthen CNGIで国威発揚をねら