「大飯原発の耐震性審査:関西電力の計算手法はブラックボックスの中」 の続き。 原発の耐震性審査にとって重要な「基準地震動」を策定する過程で、「過小評価になる手法」と「過小評価にならない手法」があることは周知の事実で、前者には「入倉・三宅式」、後者には「武村式」、「shimazaki式」、「松田式」など様々ある。 年代順では「松田式」が1975年、「shimazaki式」が1986年、「武村式」が1998年、「入倉・三宅式」が提案されたのが2001年である。 そして、その提案した本人達がその 論文 の最後に述べている通り、これは確立された式ではなく、「アスペリテイの位置の設定、地震発生層の浅さ限界の推定、地表地震断層と伏在断層におけるすべり量の関係」という問題点を残した今後の「検証」が必要な式である。 本研究で提案している強震動予測のためのレシピは,シナリオ地震を想定したときに誰が行っても同