こちらのボタンのついた情報はPDFファイルで作成されています。PDFファイルをご覧頂くためには「Get Acrobat Reader」のボタンで、「Adobe Acrobat Reader」をダウンロードして下さい。「Adobe Acrobat Reader」は、ver3.0以上をお使いください。
これは,ジョニー・キャッシュの死後に発表されたアルバム『American VI: Ain't No Grave』(2010)のタイトル曲のミュージック・ヴィデオを作るオンライン・プロジェクトです.参加者は,ウェブサイト上に用意されたテンプレートと描画ツールを用いてドローイングを制作し,投稿することができます.そうして世界中から投稿されたドローイングのアーカイヴから,無数の作者による無数のヴァリエーションをもつミュージック・ヴィデオが生成されます. 作者はこれまでに,ウェブを通じて不特定多数の参加者を募るプロジェクトをいくつも実現させてきました.そうしたプロジェクトでは,参加者のスキルや文化背景などが多様なため,参加者に「なにをしてもらうか」を周到に設計することが非常に重要です.このプロジェクトでは,「マン・イン・ブラック(黒服の男)」と呼ばれたキャッシュにちなみ,ドローイングに使える色をグ
一見すると,遊園地のアトラクションのような7つの遊具の映像ですが,それらは常軌を逸した,普通ではありえないような構造や挙動を伴っています.高速に回転する巨大な球体から放射状に,その遠心力によって飛び出す回転ブランコ,または,一周するのに14時間もかかるという巨大な構造を持った観覧車,などなど.これらのアトラクションは,おもに高速な回転運動によって強力な遠心力や加速度を体験できるようにデザインされています. もちろん,実際にはこのようなアトラクションは実現していません.この作品は,遠心力が人間の脳に与える影響を研究する「遠心力研究所」の研究という設定の架空のドキュメンタリーにもとづいて制作されました.CGで実写と合成された架空のアトラクションは,スフェロソン,ウエディング・ケーキ,エクスパンダー,ダンデライオン,高高度観覧車,蒸気圧射出機,シュヴィング・マシーンと名付けられ,それぞれ詳細な設
[2016年2月10日] 2月20日(土),21日(日)は,「ジョン・ウッド&ポールハリソン 説明しにくいこともある」展のみ,開館時間を午後7時まで延長します.(入場チケットの販売は午後6時30分まで) ジョン・ウッド&ポール・ハリソンは,1993年より,英国を拠点に,パフォーマンスやアニメーション,建築的なセットやさまざまな装置などの要素を取り入れたヴィデオ作品を共同で制作しています.その作品は非常にユニークで,近年では,英国内外で大規模な個展が開かれるなど,人気と評価を高めているアーティストです.日本国内でも,これまでに森美術館やブリティッシュ・カウンシルによる巡回展で紹介されたほか,ICCでも「オープン・スペース2012」展において6作品を展示し,多くの観客の人気を博しました. ほとんど固定アングルで撮影される,どこかおかしみを感じる,そこはかとないユーモアを感じさせる作品は,それゆ
[2016年2月10日] 2月20日(土),21日(日)は,「ジョン・ウッド&ポールハリソン 説明しにくいこともある」展のみ,開館時間を午後7時まで延長します.(入場チケットの販売は午後6時30分まで) 会期:2015年11月21日(土)—2016年2月21日(日)[終了しました.] 会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA 開館時間:午前11時─午後6時(入館は閉館の30分前まで) * 2月20日(土),21日(日)のみ開館時間延長 午前11時─午後7時(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始(12/28—1/4)、保守点検日(2/14) 入場料:一般・大学生500円(400円)/高校生以下無料 *( )内は15名様以上の団体料金 主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 協力:フォステクス カン
デザインを経験してから購入するのは難しい.経験価値はリアルな日々の生活のなかでしか受用できない.だからデザイナーは,モノが生活にどう辿り着き,どう生きていくかを予知できなければならない.経験価値とはデザインによって人間が知らなかったことを体験させるのではなく,知っていたことを気付かせることである. インターフェイスという薄っぺらな流行語が蔓延する前からデザインはインターフェイスだった.身体全部でその価値を受け取っていた.自分が環境の一部を成しているという意識こそが,その環境に新たに投じられたデザインの波動を感じる力になる. 人間の思い込みを知って自己の思い込みを知り,生活のリアリティーを観ることからはじまり,環境に内包する無限の現象をデザインの価値に変換することによってモノをつくり出す体験を試みる.モノとはコトでもある.大切な理解はそのモノもコトも生活の中のほんのわずかな部分であるという自
「パブリック」化したネット・アートが,ポスト・インターネット・アートなのか? 畠中:ありがとうございました.水野さんの講義でした.このまま後半の討議のほうになだれこみますが,研究会のみなさん,いかがですか? 萩原:今まで僕たちが行なってきた討論を踏襲したうえで,その先を見せてくれるような充実した内容でした.議論に上げたい話題が何カ所もあったのですが,どこから取り上げていったらいいのか(笑).最初に面白かったのが「New Media Art」のくだりですね. かつてはNew Media Artと呼ばれていたけれど,今はもうどこにでもメディアが存在しているわけだから,どんな作品を制作してもメディア・アートになってしまう.だったら,そこのところは一回置いておこうよ,という話になりつつある.かつてのNew Media Artって,「ネット・アート1.0」の時代だったはずですよね.その「ネット・アー
■註 ★1 「開かれた社会」とは,責任を引き受ける個人を陶冶するために批判的討議や合理的反省を重んじ,漸次的に社会を改良していくことを目指す社会である.これに対して「閉じた社会」とは,部族社会・呪術社会・集団主義社会を指す.そこには個人の発意や独立はなく,したがって反省意識を高めることはかえって社会を不安定なものにする. ★2 European Monetary System. 1979年に,EU諸通貨の安定を目指して発足した.ECU(欧州通貨単位)の創出,ERM(為替相場メカニズム)に基づく域内為替相場の安定化,各種信用供与制度などからなる. ★3 Karl Raimund Popper(1902-1994).ウィーン生まれの哲学者,思想家.処女作『探求の倫理(Logik der Forschung)』(1934)/英語版=『科学的発見の論理(The Logic of Scientifi
《これが私の身体⋯、これが私のソフトウェア⋯》 1993/2007年 国立国際美術館蔵 (C) ORLAN/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2012 オルランは自らの身体を使った美容整形手術をパフォーマンスとして行なってきました.手術中の様子は衛星回線を通じてニューヨークのギャラリーやパリのポンピドゥ・センターへ映像で配信されました.手術で切除された肉片を用いた作品を制作するほか,術後の傷口や腫れの変化を記録したポートレートが写真作品として発表されています. 手術室内は毎回ヴィーナスやディアナの装飾品などが飾られていますが,E.ルモワーヌ=ルッチオーニの『衣服の精神分析』のテクストをオルラン自身が朗読する儀式を経て,彼女の肉体はテクノロジーと刃物で切り刻まれていきます. この展覧会では,一連のパフォーマンスを記録した14点組の写真作品のうち,8点を展示しています
開催日:2015年8月22日(土) [終了しました.] 1回目:午後1時30分より,2回目:午後3時30分より 各回とも約25分 会場:ICC ギャラリーA 《卵》,《赤い緑、黄色い青》作品スペース 入場無料 * イヴェント開催中は《卵》,《赤い緑、黄色い青》を鑑賞いただけません.あらかじめご了承ください. 《卵》2015年 顔料,絵の具や色ペン,水や油,磁性流体などが持つそれぞれの性質と,重力や振動といった外的な作用が相互に働いて変化していく様子をヴィデオ・カメラでとらえ,展示室に大きな映像として映しだすライヴ・ペインティングを行ないます.《卵》の作品スペースを使用して,その場でさまざまな素材を反応させて生み出される作品から,想像力や表現の可能性といったものが詰まった卵をあるひとつのかたちとして孵化(ふか)させることを試みます. 展示作品:中山晃子《卵》, 《赤い緑、黄色い青》
浦川通 「バイナリカードゲーム」 重田佑介 《イデアの広場》 谷口暁彦 《たにぐち部長の美術部3D -メディア・アート編- 》 中山晃子 《卵》 《赤い緑、黄色い青》 藤木淳 「1.5人称の世界」
《石の見た夢》は,プログラムによってリアルタイムに生成,描画される,3Dのコンピュータ・グラフィックスです.モチーフとなっているのは静物画ですが,作家は「動き続けることなしには成立しない,拡張された絵画」であるとしています.この作品では,対象物をある視点(カメラ)から見た時の奥行きに相当する数値が,描画された二次元平面を構成するピクセルの奥行きに置き換えられています.それによって,ピクセルが奥行き方向に粒子状に分散した状態が作り出されます.さらに,その周囲を環状にとりまく複数の新たな視点(カメラ)を設定し,それを順次切り替えていくことで,この映像が生成されています. またその映像は,16世紀から17世紀にかけてフランドル,ネーデルラントで多く描かれた,ヴァニタスと呼ばれる「人生の虚しさ」を表わす寓意的な静物画をモチーフにしています.頭蓋骨や朽ちていく果物など,人の死などの運命をほのめかすオ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く