億万長者の公爵が統治する欧州の小国リヒテンシュタインで1日、公爵の権限を制限するかどうかを問う国民投票があり、約76%の反対多数で否決された。国民は、公爵が独立した立場で裁定する仕組みが小国には必要だと判断した。 国名にもなっているリヒテンシュタイン家が約300年間、公爵を世襲する同国では、25人の国会議員は選挙で選ばれるものの、公爵が首相任命権や議会解散権、法案拒否権など絶対的権限を握る。今回の投票では、重要政策を決める際に行われる国民投票の結果については、公爵が拒否権を行使できないように憲法を改正することの是非が問われた。 同国政府の発表によると、反対76.1%、賛成23.9%。有権者は約1万9千人で、投票率は82.9%だった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こち