バックアップと障害復旧から考えるOracle Database, MySQL, PostgreSQLの違い db tech showcase Tokyo 2016で使用した資料ですが、発表後に頂戴したコメントなどを参考に内容を一部修正しています。(大枠の骨子に変更はありません)
NTT オープンソースソフトウェアセンタ 鈴木 幸市 本記事では、PostgreSQLデータベースのバックアップとリストア方法を解説していきます。 今回は、各種バックアップの概要を説明し、次回以降でそれぞれの方法の具体的な手順を示していきます。 用語の整理 「バックアップ」とは、データベースの障害に備えたり、アップグレードの際にデータを移行するために、データベースの内容を別のファイルに取り出すことをいいます。 バックアップには、データをSQLやテキストデータとして取り出す「論理バックアップ」と、データファイルをそのまま保存する「物理バックアップ」があります。 論理バックアップでは SQL の結果としてデータを保存するので、もちろん PostgreSQL サーバは動作したままです。 一方、物理バックアップでは、サーバを停止した状態でバックアップを行う「オフライン・バックアップ」と、サーバを起
目次22.1. SQL によるダンプ22.1.1. ダンプのリストア22.1.2. pg_dumpall の使用22.1.3. 大規模データベースの扱い22.1.4. 警告22.2. ファイルシステムレベルのバックアップ22.3. オンラインバックアップとポイントインタイムリカバリ(PITR)22.3.1. WAL保管の設定22.3.2. ベースバックアップの作成22.3.3. オンラインバックアップを使用した復旧22.3.4. 時系列22.3.5. 警告22.4. リリース間の移行 貴重なデータを全て保存しているため、 PostgreSQL データベースは定期的にバックアップされなければなりません。 バックアップの手順は基本的に簡単ですが、底流にある技術といくつかの仮定となる条件を理解することは重要です。 PostgreSQLのデータをバックアップする時には基本的に以下の異なった3つの手
pg_rman とは pg_rman とは PostgreSQL のバックアップ/リストア管理ツールです。 PostgreSQL 付属のバックアップ手段にはダンプと PITR があります。ダンプはリストアしてもバックアップした時点の状態まで戻ってしまいますが、PITR を用いればバックアップした時点から稼働時の直前まで任意の時点の状態にリストアできるといった利点があります。しかし、PITR のバックアップ/リストアは煩雑な手順が必要となります。 pg_rman は PITR の機能を簡易なコマンドで扱うことができます。また、バックアップの世代管理ができることも魅力の一つです。 2018年 10月時点の最新バージョンは 1.3.7 で、PostgreSQL 9.2.x から 10.x まで対応するパッケージが用意されており、Linux 上で動作します。各種の UNIX でも概ね動作すると考え
適切なバックアップとリカバリを!第29回しくみ+アプリケーション勉強会 去る5月31日(土)、秋葉原の産業技術大学院大学にて、日本PostgreSQLユーザ会主催の第29回しくみ+アプリケーション勉強会が開催されました。 本記事では、今年IT企業に入社したばかりの新人がPostgreSQLの勉強会に参加した様子を、初心者の視点からお伝えしていきます。 日本PostgreSQLユーザ会(JPUG)とは 日本PostgreSQLユーザ会(以下JPUG)は国内でのPostgreSQLの普及と発展を主な目的とした特定非営利活動(NPO)法人です。主な活動は以下の通りです。 メーリングリストの運営 PostgreSQL全般についての「pgsql-jp」と、PostgreSQL開発コミュニティ内の議論について情報交換する「hackers-jp」というメーリングリストが運営されています。 ポータルサイト
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く