ハイチの大地震が発生して3週間が過ぎようとしている。首都ポルトープランスは壊滅的な被害を受け、死者・行方不明者数はベルリーブ首相によれば、現時点で(2月4日)で20万人を超えている。 世界各国からの救援部隊の活動もままならない。インフラが破断され、交通が遮断、衛生状態は悪く、治安の悪化も支援活動を妨げている理由のひとつになっている。 憂うべきは殺人や人身売買の横行だ。刑務所が倒壊し、2000人近くの凶悪犯が脱獄、囚人による警官殺しも複数件、発生している。 幼い子供たちにとっては「人身売買」の脅威も存在する。CNNなどによれば、隣国ドミニカとの国境では、子供33人を引き連れた米国人グループ10人が、ハイチ国家警察に人身売買容疑で逮捕されている。支援団体は、生活が困難になった孤児たちの救援だとしているが、拘束は解かれていない。 http://www.cnn.com/SPECIALS/2010/