7月3日、IMFが作成した、ギリシャ債務の報告書をめぐり、ユーロ圏諸国が公表をやめるよう働き掛けていたことが関係筋の話で分かった。写真はラガルド専務理事。ブリュッセルで6月撮影(2015年 ロイター/Philippe Wojazer) [ブリュッセル 3日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が作成した、ギリシャ債務の持続可能性に関する報告書をめぐり、ユーロ圏諸国が公表をやめるよう働き掛けていたことが3日、関係筋の話で分かった。過去数カ月のギリシャ支援協議で深まった、欧州諸国とIMFの軋れきが表面化した格好だ。 IMFが2日公表した報告書では、おそらく債務削減などの大規模な軽減策が実施されない限り、ギリシャ債務は持続可能にはならないと指摘。加えて今後3年に少なくとも500億ユーロの追加支援が必要との見方を示した。