国の成長戦略を議論している経済産業省の審議会は、医療や介護の分野でAI=人工知能やロボットなどの最新技術を普及させるため、導入した事業者に対して診療報酬を増やすなどの制度の見直しを検討していくことになりました。 2日開かれた経済産業省の審議会では、最新技術の普及を促していくために、今後必要となる医療や介護分野の制度の見直しについて議論が行われました。 この中では、医師がインターネットを使って離れた場所にいる患者を診察できる「遠隔診療」や、介護ロボットの活用を促していくため、こうした機器を導入した事業者などに対する診療報酬や介護報酬を増やせないか、検討していくことになりました。 また、健康や医療に関する個人データをAIで分析して生活習慣病の予防などに役立つ最適な治療方法を導き出せるよう、個人データを集める仕組みづくりも検討する方針です。経済産業省は、関係する省庁とも調整しながら、制度の見直し