タグ

ブックマーク / www.sorae.jp (64)

  • アンタレス・ロケット、打ち上げに失敗 離昇直後に爆発 | アンタレス | sorae.jp

    Image credit: NASA オービタル・サイエンシズ社は10月28日、シグナス補給船運用3号機(Orb-3)を搭載したアンタレス・ロケットの打ち上げに失敗した。 ロケットは米東部夏時間2014年10月28日18時22分(日時間2014年10月29日7時22分)、米ヴァージニア州にある中部大西洋地域宇宙港(MARS)の0A発射台から離昇した。しかしその数秒後にエンジン付近から爆発を起こし、そのまま発射台の上に墜落した。 発射台周辺では大きな火災が広がっており、現在も消火活動が続いている。なお、けが人は現時点では確認されていないとのことだ。 シグナスOrb-3には、国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資として、2,290kgの水や料、実験機器などが搭載されていた。今回の失敗により、ISSに滞在している宇宙飛行士の活動に影響が出るかはまだ不明だ。 原因はまだ明らかにはなっていな

    アンタレス・ロケット、打ち上げに失敗 離昇直後に爆発 | アンタレス | sorae.jp
  • ガリレオ失敗、フレガートの設計ミスと結論 欧調査委員会が発表 | ソユーズ | sorae.jp

    Image credit: ESA 今年8月に起きた、航法衛星ガリレオを2機搭載したソユーズST-Bロケットの打ち上げ失敗について、アリアンスペース社と欧州宇宙機関(ESA)、欧州委員会で組織された欧州側の独立調査委員会は10月7日、原因は上段のフレガートMTの設計ミスであったと発表した。 今年8月22日、フランスのアリアンスペース社は、ロシアから購入したソユーズST-Bを使い、欧州の全地球測位システム、ガリレオを構成する衛星2機を打ち上げたものの、予定していた軌道に衛星を投入することができなかった。現在衛星は、機能そのものは正常ではあるものの、予定していた軌道へ行ける可能性はほぼなく、今後の運用計画は未定のままだ。 発表文によれば、この失敗の原因はソユーズST-Bの上段、フレガートMTの設計ミスであったとされている。 フレガートはロシアのNPOラーヴォチキン社によって開発・製造されている

    ガリレオ失敗、フレガートの設計ミスと結論 欧調査委員会が発表 | ソユーズ | sorae.jp
    nagaichi
    nagaichi 2014/10/12
    「設計図の表現が曖昧で、本来あってはならない実装が可能であるように書かれていたためであるという」
  • ソユーズTMA-14M宇宙船、太陽電池パドルが片方開かないままISSへ | ソユーズ | sorae.jp

    Image credit: NASA/Reid Wiseman ロシア連邦宇宙局(ロスコスモス)は9月26日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する3人の宇宙飛行士を乗せたソユーズTMA-14M宇宙船を打ち上げた。ロケットからの分離後、ソユーズTMA-14Mの両側に装備されている太陽電池パドルのうち、片方が開かないというトラブルが発生したが、打ち上げから6時間後にISSへ到着した。 ソユーズTMA-14Mを搭載したソユーズFGロケットは、現地時間2014年9月26日2時25分(日時間2014年9月26日5時25分)、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の1/5発射台、通称「ガガーリン発射台」から離昇した。ロケットは順調に飛行し、約9分後にソユーズを軌道に投入した。 しかし打ち上げ後、ソユーズTMA-14Mの両側に装備されている太陽電池パドルのうち、機体の左側に当たる側のパド

    ソユーズTMA-14M宇宙船、太陽電池パドルが片方開かないままISSへ | ソユーズ | sorae.jp
    nagaichi
    nagaichi 2014/09/29
    EVAする必要はなかったが。
  • 火星探査機マーズ・オービター、火星に到着 史上最多、7機の探査機が集結 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: ISRO インド宇宙研究機関(ISRO)の火星探査機マーズ・オービターが9月24日、火星を回る軌道へ入った。これにより火星は、米航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、そしてISROの3機関による、史上最多の計7機もの探査機がひしめきあうこととなり、人類の火星探査の新たな章が始まった。 マーズ・オービターはインド標準時2014年9月24日7時17分(日時間2014年9月24日10時47分)、火星の周回軌道に入るためのスラスター噴射を開始した。噴射時間は約24分間が予定されていた。 噴射の開始と終了は、すべて探査機自身のコンピューターの指令によって行われるため、運用チームはその成否を見守ることしかできない。さらに、噴射の開始直後に、探査機は地球から見て火星の裏側に入ってしまうことから、成否の確認は、探査機が火星の裏側から出て、データを送信し、さらにその電

    火星探査機マーズ・オービター、火星に到着 史上最多、7機の探査機が集結 | 科学衛星 | sorae.jp
  • 嫦娥三号、月到着から半年 玉兎号は衰弱するも未だ健在 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: CNSA 中国の月探査機「嫦娥三号」が月に到着してから半年が経った。探査車(ローバー)の玉兎号はすでに車輪が動かず、保温のために太陽電池パドルを折り畳むこともできない状態だが、運用は続けられており、自身の状態や月の探査結果などのデータを送り続けている。 嫦娥三号は昨年の12月2日、長征三号乙ロケットに載せられ、四川省にある西昌衛星発射センターから打ち上げられた。9日に月を周回する軌道に投入、そして14日に月の「雨の海」と呼ばれる地域に着陸した。 嫦娥一号、二号に続く、中国にとって3機目となる月探査機として送り込まれた嫦娥三号は、ソ連のルナ24以来37年ぶりに月に着陸した探査機となった。さらに月にローバーが送り込まれたこととなると、同じくソ連のルノホート2以来、実に40年ぶりとなる。 嫦娥三号は、着陸地点に留まって科学観測を行う着陸機(ランダー)と、その着陸機から

    嫦娥三号、月到着から半年 玉兎号は衰弱するも未だ健在 | 科学衛星 | sorae.jp
    nagaichi
    nagaichi 2014/06/16
    成功とは言い難いけど、まだ健気に粘っている。
  • 米海洋大気庁、NOAA 16の運用終了 14年間活動の長寿命衛星 | 気象・地球観測衛星 | sorae.jp

    Image credit: NOAA 米海洋大気庁(NOAA)は6月9日に、気象衛星NOAA 16を退役させたと発表した。NOAA 16は2000年9月に打ち上げられ、約14年に渡って活躍、大往生を遂げた。 NOAA 16は2000年9月21日、タイタン2(23)Gスター37XFP-ISSロケットに載せられ、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。衛星は計画通りの太陽同期軌道に乗り、観測を開始した。 もともと設計寿命は2年、長くても5年ほどという見込みで造られていたが、実に14年近くに渡って、軌道上から世界各地の天気を見守り続けた。2005年には、この年の5月に打ち上げられたNOAA-18にその任を譲り、それ以降は予備機として運用されていた。したがって、今回の運用終了による観測への影響はほとんどない。 NOAAによれば、6月5日に衛星に重大な問題が起きたという。その詳

    米海洋大気庁、NOAA 16の運用終了 14年間活動の長寿命衛星 | 気象・地球観測衛星 | sorae.jp
    nagaichi
    nagaichi 2014/06/15
    「2005年には、この年の5月に打ち上げられたNOAA-18にその任を譲り、それ以降は予備機として運用されていた」
  • 「玉兎号」の復旧は困難か 香港紙が報じる | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: 新華網 先日、問題が発生したと伝えられた中国の月探査車「玉兎号」について、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は27日、復旧は困難とする見方を報じた。 同紙は、中国SNSサービス『微博』にある玉兎号のアカウントの投稿を採り上げ、復旧は難しいように見えると延べ、また中国国営の新華社通信が「他国の探査機もこれまで多くの問題に遭遇している」と主張していることを上げ、「玉兎号に関する悪いニュースに備えているように見える」と報じている。 またドイツ航空宇宙センターのルッツ・リヒター氏は同紙のインタビューに対し、太陽電池パドルの展開機構が故障したのでは、との推測を述べている。月はおおよそ2週間ごとに昼と夜が訪れ、昼の温度は120度、夜は-180度にもなるため、月面の探査機とって、この夜を越える技術が必須となる。玉兎号の場合、夜を越える際には太陽電池の一つを太陽が昇

    「玉兎号」の復旧は困難か 香港紙が報じる | 科学衛星 | sorae.jp
  • あなたの名前を小惑星へ オシリス・レックスと行く宇宙の旅 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: The Planetary Society 米航空宇宙局(NASA)と惑星協会は15日、2016年に打ち上げる小惑星探査機オシリス・レックス(OSIRIS-REx)に、世界中から募集した名前を書き込んだマイクロチップを搭載するキャンペーンを実施すると発表した。 このキャンペーンに登録できるのは氏名のみで、締め切りは今年9月30日まで。登録後は証明書をダウンロードできる。 オシリス・レックスはNASAが開発中の探査機で、2018年に小惑星ベンヌを訪れて約2年間滞在、搭載機器による調査や砂を回収した後、2023年にその砂を収めたカプセルを地球へ投下する計画だ。太陽系の起源や地球で生命が誕生した謎の解明、地球に衝突する可能性のある小惑星の予測の他、有人小惑星探査への足がかりになることが期待されている。 地球へのカプセル投下後も探査機は太陽を回り続ける予定で、登録した名

    あなたの名前を小惑星へ オシリス・レックスと行く宇宙の旅 | 科学衛星 | sorae.jp
    nagaichi
    nagaichi 2014/01/18
    宇宙に残される墓碑銘的ななにかに。
  • 嫦娥三号のローバー「玉兎号」、発進 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: CNSA 中国の月探査機「嫦娥三号」が月への着陸に成功した約7時間後、着陸機から無人の月探査車(ローバー)の「玉兎号」が発進した。 中国標準時12月14日21時11分(日時間同日22時11分)、嫦娥三号はは月の「虹の入江」と呼ばれる平地へと着陸、各機器の試験が行われた後、15日3時10分(同4時10分)に玉兎号が降下装置へと移動。ゆっくりと地面に降ろされ、4時35分(同5時35分)、その6輪の車輪が月の大地を踏みしめた。 玉兎号は120kgほどの機体で、カメラによる光学観測や、レーダーを使った月の内部構造の調査、またアルファ粒子X線分光計や赤外線分光計を用いた土壌の調査が計画されており、これから約3ヶ月のミッション期間が予定されている。 玉兎という名前は、中国に伝わる「月には不老不死になるための仙薬を作るウサギが棲んでいる」という伝承に由来する。日では「お

    嫦娥三号のローバー「玉兎号」、発進 | 科学衛星 | sorae.jp
  • インドの火星探査機MOM、4回目の軌道上昇でつまずく | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: ISRO インドが先日打ち上げた火星探査機マーズ・オービター・ミッション(MOM)が11日、4回目となる軌道上昇を実施するもエンジンが早期に停止、必要な速度が得られず、予定していた高度まで上昇できなかった。早ければ12日早朝にも挽回に挑む。 MOMはインド宇宙研究機関(ISRO)が今月5日に打ち上げた火星探査機で、現在は地球を周回する軌道に乗っており、火星に向かう軌道に乗り移るため、数回に分けて軌道高度を上げる運用の最中にある。 打ち上げ直後、MOMは近地点高度(地表にもっとも近い高度)が248.4km、遠地点高度(地表からもっとも高い高度)23,550kmの軌道に投入された。そして7日、最初の軌道上昇が行われ、その結果近地点高度252km、遠地点高度28,825kmの軌道へと移った。その後、8日に2回目の軌道上昇を行い遠地点高度は40,186kmに、9日には3

    nagaichi
    nagaichi 2013/11/12
    リカバリーできるか
  • NASA、木星探査機「ジュノー」が撮影した地球の画像を公開 | 地球 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は10月21日、木星探査機「ジュノー」が地球フライバイ時に撮影した地球の画像を公開した。 この画像は10月9日、「ジュノー」が地球フライバイした時、搭載しているジュノーカメラが撮影したもので、南米のペルーなどが写っている。 画像公開が遅れたことについて、「ジュノー」の地球フライバイ時はアメリカ政府閉鎖中だったためと、フライバイ後にセーフモードに陥ってしまい、データの回収と解析に時間が掛かったためだとNASAは説明している。 「ジュノー」はこのまま飛行を続け、2016年7月4日に木星に到達する予定で、9つの観測センサーを搭載し、木星を周回しながら固体核の有無や大気深層部における水やアンモニアの有無の調査、磁場の分布図作成などを行うことになっている。木星の深部を探ることで、太陽系形成に必要だった条件やメカニズムに迫ることができ

  • NASAの木星探査機「ジュノー」、地球フライバイを実施 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー」は10月10日、地球フライバイを実施し、飛行速度をさらに上げた。 欧州宇宙機関(ESA)の発表によると、「ジュノー」による地球フライバイはアメリカ東部夏時間15時頃(日時間10月10日4時頃)に行われ、地球から約560kmの距離まで接近した。フライバイ後にはセーフモードに陥ってしまったが、今の所、機体に異常は見当たらない。ただ、「ジュノー」が今回のフライバイで撮影した画像などについては、回収と分析が必要で、より多くの時間かかるという。 「ジュノー」はこのまま飛行を続け、2016年7月4日に木星に到達する予定で、9つの観測センサーを搭載し、木星を周回しながら固体核の有無や大気深層部における水やアンモニアの有無の調査、磁場の分布図作成などを行うことになっている。木星の深部を探ることで、太陽系形成に必要

  • 惑星探査機ボイジャー1号、ついに太陽圏外に | 太陽系 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月12日、惑星探査機「ボイジャー1号」が太陽圏(ヘリオスフィア)をついに脱出し、星間空間を飛行していると正式に発表した。人工の物体が星間空間に出たのは初めて。 「ボイジャー1号」は1977年9月5日に打ち上げられ、木星、土星などを探査した後、2004年12月に末端衝撃波面を通過し、2010年頃から太陽風の速度がゼロとなるヘリオポーズに達していたが、太陽風速度は常に変動するため、NASAの研究者らはデータを取得し続けていた。 「ボイジャー1号」は現在太陽から約190億km離れた所を秒速約17kmの速度で飛行している。NASAの研究者らによると、「ボイジャー1号」から届いたデータから逆算すると、「ボイジャー1号」は2012年8月頃に最初に星間空間入ったという。 太陽系と太陽圏についての解説は以下の通り。 (1)太陽系とヘ

  • NASA、カッシーニ探査機で土星から地球を撮影すると発表 | 地球 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月18日、現在土星で探査活動を行っているカッシーニ土星探査機を用いて、地球を撮影することを発表した。 発表によると、撮影はアメリカ東部夏時間7月19日17時27分から17時42分(日時間7月20日6時27分から6時42分)に行われる予定で、カッシーニ土星探査機から地球の距離は約15億km離れているという。 これだけの距離を離れて撮影すると、地球は「点」にしか見えないことが予想されており、画像の解析にも数日かかるとみられる。 探査機のカメラを試験するために、地球や月を撮影することはよくあるが、NASAによると、惑星間距離から事前に撮影を通知するのは初めてだという。 写真=NASA。 ■NASA Interplanetary Probes to Take Pictures of Earth From Space htt

    nagaichi
    nagaichi 2013/07/19
    ……新たな知見を得ることにはまず役立たない、どちらかといえばお遊びな部類の撮影かと。
  • 船外活動中の宇宙飛行士のヘルメットに水が漏れる、溺死の可能性もあった | ISS | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月16日、国際宇宙ステーション(ISS)で同日行われた船外活動で、宇宙飛行士のヘルメット内に水が漏れるトラブルが発生し、開始からわずか1時間32分で中断されたと発表した。 発表によると、同日に行われた船外活動は第36次長期滞在クルーのクリストファー・キャシディ宇宙飛行士とルカ・パルミターノ宇宙飛行士が担当し、約6時間かけて、補助電源装置の取り付けとロシアの新しい実験モジュールの受入準備作業を行う予定だった。しかし、船外活動開始からわずか1時間で、パルミターノ宇宙飛行士のヘルメット内部で水のようなものが漏れ出し、徐々に増えているのが報告され、船外活動が急きょ中断された。 NASAは今回のトラブルについて、パルミターノ宇宙飛行士の呼吸に問題なく、健康被害も今の所確認されていないと説明しているが、一歩間違えば大惨事になってい

  • NASA、宇宙望遠鏡ケプラーの復旧に向けた準備を開始 | 科学衛星 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は3日、目下故障中の宇宙望遠鏡ケプラーの復旧に向けた準備について報告した。 ケプラーは今年5月15日にケプラーの姿勢を制御するリアクション・ホイールと呼ばれる装置が故障し、精密な姿勢制御ができなくなっていた。完全に制御不能になっていたわけではなく、スラスター(小型のロケットエンジン)を吹かして、おおまかに制御することはでき、またポイント・レスト・ステート(PRM)と呼ばれる、最低限の姿勢制御を行うモードに入れられていた。PRM中は科学観測はできないが、ケプラーの状態を知ったり、指令を送ることはできる。 運用チームはまず恒星センサー(スター・トラッカー)と呼ばれる、複数の恒星の位置から自分の姿勢を検出するセンサーを調整し、またスラスターを使った姿勢制御に対しても調整を加え、推進剤をより節約できるようにした。 そして故障したリ

  • ハッブル宇宙望遠鏡、環状星雲M57の新しい姿を捉える | 銀河・星雲 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月23日、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された環状星雲(M57、NGC6720)の新しい画像を公開した。 これまでの観測で、環状星雲は単純にベーグルのような形をしていると考えられていたが、ハッブル宇宙望遠鏡による新しい観測では、輝くガスが環状星雲の周りを取り囲んでいることが新たに分かったという。 環状星雲は地球から約2000光年離れている惑星状星雲で、まるでリングのように見えることからリング星雲やドーナツ星雲とも呼ばれている。古くから発見されており、その美しい姿はアマチュア天文家の間でも人気な観測対象となっている。 この画像はハッブル宇宙望遠鏡の可視光及びアリゾナの大双眼望遠鏡(LBT)の赤外線で撮影された画像を合成したもので、青色はヘリウム、緑色は酸素、赤色は水素を示している。 写真=NASA。 ■Hubble r

  • ハッブル宇宙望遠鏡、アイソン彗星(C/2012 S1 ISON)を撮影 | 太陽系 | sorae.jp

    Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は4月23日、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたアイソン彗星(C/2012 S1 ISON)の最新画像を公開した。 この画像は4月10日、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3 (Wide Field Camera 3)の可視光によって撮影されたもので、分かりやすいように、青色の着色加工が施されている。アイソン彗星はこの時、木星の近く、太陽から約6億2100キロメートル離れた場所に位置していた。 ハッブル宇宙望遠鏡の観測によると、アイソン彗星の核の直径は5~6キロメートル以下で、まだ活動的ではないという。アイソン彗星は今年11月に太陽に最接近し、その時はさらに明るく成長し、日からでも肉眼で観測できるだろうと期待されている。 アイソン彗星は昨年9月に発見された彗星で、名前は発見者が属しているチーム国際科学光学ネットワーク (

  • ケプラー、ハビタブルゾーンから地球とほぼ同サイズの系外惑星を3個発見 | 系外惑星 | sorae.jp

    Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は18日、系外惑星探査機「ケプラー(Kepler)」の観測によって、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)から地球とほぼ同じサイズの系外惑星を3個発見したと発表した。 発表によると、観測対象となったのは地球から約1200光年離れた恒星系「ケプラー62」と地球から約2700光年離れた恒星系「ケプラー69」。「ケプラー62」には5個の系外惑星が存在し、「ケプラー69」には2個の系外惑星が存在している。 「ケプラー62」のハビタブルゾーンには2個の系外惑星「ケプラー62e」と「ケプラー62f」が存在しており、特に「ケプラー62f」の大きさは地球のわずか1.4倍で、地球に最も似ている系外惑星である。また、「ケプラー62e」の大きさは地球の約1.6倍で、ハビタブルゾーンの端に位置している。 一方、「ケプラー69」のハビタブルゾーンに位置して

  • 国際天文学連合、系外惑星の愛称募集に「待った」 | 系外惑星 | sorae.jp

    Image credit: ESO/L. Calçada/Nick Risinger (skysurvey.org) 12日、国際天文学連合(IAU)は「惑星を名付ける権利を買うことができるのか(Can One Buy the Right to Name a Planet?)」と題した声明をウェブサイトで公開した。系外惑星の愛称を有料の投票で決めようとする動きに対して、そのようにして付けられた名前が一切の公的な効力を持たないと警告している。 太陽系の惑星には「地球」「木星」などの固有名がある。一方、太陽系外でも次々と惑星が見つかっており今や総数は800を超えているが、こうした系外惑星は機械的につけられた符号でしか呼ぶことができない。たとえば、我々にもっとも近い系外惑星の名前はリギルケンタウルスBという星の周りを回っているので「リギルケンタウルスBb」である。これに目を付けたのが、ウーウィン