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ブックマーク / www.anlyznews.com (42)

  • 頭を悪くしている遺伝子が発見される

    エモリー大学薬学部の研究チームが、マウスの学習能力や記憶力を妨げる遺伝子を特定したと報じられている(Medical Daily)。RGS14と呼ばれる遺伝子を無効にされたマウスは、通常のマウスより迷路の探索と経路の学習が良くできたそうだ。研究チームの同大学薬理学教授のJohn Hepler博士と同僚は、冗談でRGS14をホーマー・シンプソン遺伝子と呼んでいるそうだ。 実験で使われた「迷路」は、モリスの水迷路(上の写真)と呼ばれるもので、不透明な液体のプール内に隠れた足場を用意し、マウスが足場にたどり着ける経路を観察する。実験では、何回かのトライアルで、目印をつけた足場に、まっすぐたどり着けるようになったマウスが、学習能力のある賢いマウスと言う事になったようだ。 RGS14は人間にも見られる遺伝子で、何十年も学習と記憶の形成を統合していると考えられてきた海馬脳のCA2と呼ばれる部分で有効にな

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  • 大腸菌にディーゼル油を作らせる

    米サンフランシスコのLS9社が、大腸菌でディーゼル油を生産する方法を開発した。この方法は、従来よりも効率よく糖類を軽油に変換できる上に、同社はディーゼル油生産に関連する酵素を初めて特定している点が新しいそうだ(Greentech Media、Xconomy)。米国ではバイオ・エタノールが普及してきているが、経済性に疑問の声もある。効率の良いバイオ・ディーゼルが取って代わるかも知れ無い。 ガソリンや軽油の主成分は、アルカンと呼ばれる鎖式飽和炭化水素の仲間のうち、長鎖アルカンと呼ばれる分子である。同社のエンジニアは、天然で長鎖アルカンを生産する酵素を持つシアノバクテリアと、近縁だが酵素を持たないシアノバクテリアの遺伝子を比較し、長鎖アルカンの生産に関わる酵素の遺伝子を特定した。そして、この酵素の遺伝子を大腸菌に組み込み、C13~C17のアルカンとアルケンを分泌するようにした。 大腸菌はシアノバ

    大腸菌にディーゼル油を作らせる