初代『アサシンクリード』を遊んだ時のことを覚えているだろうか? リアルに再現された12世紀末のイェルサレムを、パルクールを駆使して主人公が走り回るトレーラーが公開された時は、それはもう誰もが「これがフランス製GTAか!」と感銘を受けたものだ。 が、あの公開トレーラーを観て、実際に買った人たちはすぐに”後悔”(デデッ)することになった。もう酷い。バグは挙動だらけ、パルクールはやたら詰まる、何より訳の分からない現代編パートで雰囲気ぶち壊し。当初買った二度とUBIのゲームとトレーラーは信頼しないと誓ったものだ。 それから10年を経て発売された『アサシンクリード:オリジンズ』(以下『オリジン』)は、ある意味この初代にあった、チャレンジ精神と失敗をそっくり受け継いで原点回帰したと言って良いだろう。まさに「オリジン(原点)」なのだ。 舞台は崩落寸前の古代エジプト。プトレマイオス朝に蔓延る腐敗した役