政治 「将来の基地なし」削除 沖縄21世紀ビジョン2010年2月10日 Tweet 2030年の沖縄の将来像を描く長期構想「沖縄21世紀ビジョン」の県案が9日、県議会に示された。在沖米軍基地の返還を進めていく将来像について、昨年11月時点の素案で「将来的には基地のない沖縄を目指す」としていた設定が修正され、最終的に「平和で豊かな沖縄を目指す」の表記に変更されていることが分かった。野党会派から「県政の重要課題について、水面下で抽象的な表現に後退させている」と反発が上がっている。 ビジョンは市町村が策定する総合計画に近い性格でありながら、県が「議会の議決を必要としない」と位置付けていることを問題視する主張も県議会内にはある。県は3月末までにビジョンを最終決定する予定だが、議会での取り扱いをめぐり、2月定例会の懸案となりそうだ。 県案は、今月2日の県振興審議会から知事への答申を踏まえて策定