petardファイルシステム(petardfs)は、エラーだけを生成するように設計されたファイルシステムである。ただし、エラーを生成する条件と期待されるエラーの姿を任意に指定できる。このため、petardfsはシステムテストと単体テストに便利である。たとえば、ファイルを開くのに失敗した場合やファイルを5000バイト読み込んだところで読み込みエラーが起きた場合に、アプリケーションから正しいエラーメッセージが表示されることを確認できる。 petardfsでは、セットアップの簡単なFUSE(Filesystem in Userspace)を使うので、カーネルの再コンパイルや新しいカーネルモジュールの追加は必要ない。標準の設定で“ベースファイルシステム”とマウントポイントを指定する。たとえば、/home/ben/fooがベースファイルシステムで、ファイルシステムを/home/ben/petard-