私物のスマートフォンやPCなどを仕事で使うBYOD(ブリング・ユア・オウン・デバイス)は、デバイス以外にも広がっている。デバイスの「D」ではなく、あらゆる物やサービスを意味する「X」に置き換える方が、実態に即しているように思える。 例えば、個人で登録・購入したアプリケーションを会社の業務にも使っているならば、BYOA(アプリケーション)となる。個人で登録・契約しているクラウドサービスを使うならBYOC(クラウド)に呼べそうだ。他にどんな「X」があるだろうかと考えるうちに、個人で購入した文具を仕事で使うBYOS(ステーショナリー)、個人で購入した小型扇風機を会社に持ち込むBYOF(ファン)、などを思い付いた。後ろの二つは少々こじつけだが、実際のところ「仕事環境を見回してみるといつの間にか私物だらけになっている」という人は少なくないだろう。 BYOXは、想像を超えるスピードで広がっているのでは