埼玉県朝霞市で小さな印刷所を約四十年間経営し、活版印刷ひと筋に生きてきた渡辺昌郎(まさお)さん(81)が、高齢と病気のため惜しまれつつ廃業した。心残りなのは、十万個以上あるという鉛の活字を廃棄しなければならないことだ。「誰かに生かしてもらい、昔ながらの印刷技術を知ってほしい」。渡辺さんは、無償で引き取ってくれる人を探している。 (谷岡聖史、写真も) 狭い作業場の棚一面に、漢字やひらがな、カタカナの活字が並ぶ。「今まで生活できたのは活字のおかげ」。そう感謝する渡辺さんは、今の東京都目黒区で生まれた。五歳のときの病気で両脚に障害が残り、十歳までに両親を亡くした。預けられた親族に「歩かなくても働けるのでは」と勧められ、戦後間もない一九四九年、十六歳で中央区内の印刷所で働き始めた。 「空襲など戦時中の混乱で学校に通えず、印刷所が教室代わりでした」。膨大な種類の中から目当ての活字を選び出す「文選」や
お支払いについて詳しくはコチラ クレジットカード キャリア決済(au/DoCoMo/SoftBank) 代金引換(代引き手数料はお客様負担) 銀行振込(振込手数料はお客様負担) Paid(後払い決済)登録が必要 納期について詳しくはコチラ 受付完了日後3営業日~出荷 納期短縮も可能(有料) 受付完了日とは ご注文フォームより必要事項を入力後、送信。 弊社より確定見積を算出。 マイページでご確認後、本注文へ進み 各お支払い、お手続きの完了日が 受付完了日となります。 2024.01.27型抜き事例紹介20作品追加/ お客様からの声 更新 2024.01.16【重要】Illustrator 2024(28.1)にて不透明マスク画像が表示されない問題について 2024.01.09【重要】一部の用紙を使った商品の納期について 2024.01.04【重要】令和6年能登半島地震による配送遅延の可能性に
1910年より東京銀座に店を創業。印刷の主流も活版印刷からオフセット印刷へと移り変わってまいりました。 弊社では、最新のオフセット印刷への対応などを進めるかたわら、活字の文化を守り伝えたいと考え、今では数は減りましたが活字書体を保有し、活版印刷を続けております。 詳しく見る
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く