「若者の飲酒離れ」が指摘されて久しいが、それでも飲酒習慣のある学生は一定数いるだろう。受け入れる会社側にも、「お酒を飲める人が来るといいなあ」と思っている人がいるかもしれない。 ある会社では、最終面接に二日酔いで来た有名大の学生を採用するかどうか、社内で意見が割れており、人事担当者が頭を悩ませている。「サークルの飲み会を断りきれず」と謝罪したが――中堅商社の人事です。現在、新卒者の採用活動が佳境に入っています。先日、某有名大学のAくんが応募してきました。当社には一流商社の落選組が来ることが多いので、「久しぶりの大物」「幹部候補」と社内では色めき立ちました。 筆記試験、1次面接、2次試験と優秀な成績で最終面接までやってきました。しかし、最終面接時にどうもお酒の臭いがするのです。聞いてみると、「すみません。昨日サークルの飲み会を断りきれず飲んでしまいました」と、二日酔いであることを正直