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ブックマーク / katoler.cocolog-nifty.com (6)

  • 小沢一郎の再・強制起訴と漂流する市民目線の行方 - カトラー:katolerのマーケティング言論

    検察審査会の二度目の議決が下り、小沢一郎が強制起訴されることになった。 小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐって、前回の検察審査会では全員一致で「起訴相当」とされ、趣旨文の中では、そうした判断を「これぞ市民目線である」と高らかに自画自賛していた。 新聞、テレビなど多くのマスメディアは、この「市民目線」に対して喝采を送ったが、私は逆にそうした全員一致の「市民目線」に「公開人民裁判」と同じ臭いを感じて強い違和感を抱いた。今回の検察審査会でもその「市民目線」のあり方は変わっていないように思える。 小沢一郎の強制起訴にまで至った今回の陸山会事件について、実体的な内容を理解している「市民」や「国民」は、果たしてどれほどいるだろうか。 陸山会事件の実体的内容を理解していない国民 今回の事件では、小沢一郎の政治資金団体「陸三会」が2004年に購入した土地取引にからみ、購入原資となった小沢から

    小沢一郎の再・強制起訴と漂流する市民目線の行方 - カトラー:katolerのマーケティング言論
  • 郵政民営化の挫折に高笑いする特定郵便局長 ~毒まんじゅうを食った民主党~ - カトラー:katolerのマーケティング言論

    郵政の社長、西川善文氏が辞任に追い込まれ、後任に元大蔵事務次官だった斎藤次郎氏が就任する見通しとなった。 辞任を決めた西川氏は、自分が辞めなくてはならない理由を「郵政民営化に関する政府の方針が変わったことで、このまま自分が日郵政に止まっても大きな隔たりがあり、適切でないと判断したからだ」とだけ説明した。 マスコミは、後任に決まった斎藤次郎氏が、元高級官僚であり、民主党の掲げる「脱官僚」という方針に矛盾すると書き立てているが、問題の質はそんなところにはない。 第一には、今回の西川氏の実質的な更迭は、日の金融システムのオープン化・健全化をどう考えるかという郵政民営化の質に関わることである。郵政民営化が議論されていた前提を思い出してほしい。 かつては、「ゆうちょ」、「かんぽ」に蓄積された200兆円にもおよぶ国民の預貯金が、大蔵官僚のさじ加減ひとつで特定天下り団体や道路財源などへの資金

    郵政民営化の挫折に高笑いする特定郵便局長 ~毒まんじゅうを食った民主党~ - カトラー:katolerのマーケティング言論
  • 地方からの反乱が始まった、霞ヶ関は「大政奉還」せよ! - カトラー:katolerのマーケティング言論

    世紀の愚策とも評されている「定額減税給付金」を巡って、混迷が続いていると思ったら、給付方法について地方自治体に丸投げするという、呆れてものがいえない結末になっている。 麻生総理が、「(こうした対応は)丸投げではないのか」という記者の質問に対して苛立ちを見せ、「それが地方分権っていうことじゃないの」と言い捨てた。この対応と発言をめぐって各都道府県の知事から反発の声が上がっている。 麻生太郎は、小泉内閣時代に総務大臣として入閣し、地方分権の問題に国政の立場から取り組んだ当事者であったにもかかわらず、この発言の見識の無さには驚かされるばかりだ。 最近、麻生首相は「未曾有(みぞうう)、踏襲(とうしゅう)、詳細(しょうさい)」といった漢字を読めなかったことで、大恥をさらしたばかりだが、どうやら「地方分権」という言葉の意味すら理解できていないようだ。 もっとも地方分権の意味を、「政府が決めたことを地方

    地方からの反乱が始まった、霞ヶ関は「大政奉還」せよ! - カトラー:katolerのマーケティング言論
    namikister
    namikister 2008/11/25
    社会全体が挑戦に対して好意的になることが必要か。そう考えると本当に根深い問題。
  • チベットの声を聞け ~もうひとつの聖なるリレー~ - カトラー:katolerのマーケティング言論

    長野の聖火リレーが終わった。 テレビや新聞など日のマスコミは、長野の街で中国人留学生とチベットを支持する人々とのぶつかりあう様を映し出し、センセーショナルに報道したが、終わってみると、祭りの後の虚しさと6人の逮捕者だけが残った。 聖火リレーの朝、長野駅から善光寺に続く参道は、中国の真紅の五星紅旗で埋め尽くされていた。早朝から中国人留学生らが団体バスで続々と乗りつけ、聖火リレーが予定されている沿道に流れていく。 結局、この日、4000名にのぼる中国人留学生たちが長野にのりこんできた。 私が善光寺に向かったのは、午前6時頃だったが、既に街のあちこちで、チベットの雪山獅子旗と五星紅旗を掲げたグループがシュピレヒコールを上げ始めていて、長野県警の警備隊も要所々に展開され、街には緊張感が漂いはじめていた。 長野駅前を通りかかった時には、一目で右翼団体のメンバーとわかるような強面の連中が、中国非難の

    チベットの声を聞け ~もうひとつの聖なるリレー~ - カトラー:katolerのマーケティング言論
    namikister
    namikister 2008/05/04
    日本のマスコミからではわからない現場の声
  • カトラー:katolerのマーケティング言論: 品格ブームの本質 〜品格本はなぜバカ売れするのか〜

    正月の日経新聞に「会社の品格」というの全面広告が掲載されていた。広告には、このが発売以来、7刷され、ベストセラーになっているというコピーが躍っていたが、「国家の品格」「女性の品格」に続いて、3匹目のドジョウを狙うというスケベ心がミエミエで、品のないこと甚だしい。いつから、日では、こうまで「品格」の大安売りをするようになってしまったのか。 「国家の品格」にしろ「女性の品格」にしろ、いわゆる品格のどれにも共通しているのは、パラパラと15分も立ち読みすれば、書いてあることが理解できてしまうほど、内容空疎であることだ。書かれていることは、ある種のノスタルジーに満ちた伝統的な世界観の表明であり、新しいことは何も書かれていない。要するに、買って読むまでのではないのだが、「国家の品格」にしろ「女性の品格」にしろ、200万部をこえる大ベストセラーになっている。「国家の品格」について、以前、このブ

    カトラー:katolerのマーケティング言論: 品格ブームの本質 〜品格本はなぜバカ売れするのか〜
    namikister
    namikister 2008/01/06
    品格という言葉は中身を伴わない空疎なものだということに同意.他人の品格をどうこういう人が一番品がないんだよね.
  • 移民問題を問う⑤ ~流民の世紀のソフト・パワー戦略~ - カトラー:katolerのマーケティング言論

    19世紀は移民の世紀、20世紀は難民の世紀といわれた。それに倣えば、21世紀は「流民の世紀」といえるのではないか。 国境を越えて、人々の大移動が始まった。人類は地球規模の気候変動や天災・疫病、侵略・迫害などから逃れるために民族単位で大移動を繰り返してきた。かつての大移動が、生き延びるための遁走だったとすれば、現代の流民たちは、民族単位ではなく、トーマス・フリードマンが近著「フラット化する世界」で描かれている平準化されたプラットフォームの上をあたかもビリヤードの玉のように激しく動き回る。 それは、移民が約束の地を、難民が安息の住処を求めて旅をしたのとは違って、せり上がってくる個々人の欲望が絡み合って、のた打ち回る龍のように大きな奔流を成している。 人口爆発とグローバリゼーションが流民を動かす そして、現代の流民たちを突き動かしている基的な動因は、グローバリゼーションによる富の拡散・偏在と人

    移民問題を問う⑤ ~流民の世紀のソフト・パワー戦略~ - カトラー:katolerのマーケティング言論
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