レズビアンは普通にいる“おばちゃん” 25年寄り添ってきた同性カップルが、パートナーシップ宣誓した理由
私がこれから書く異和感のようなものは、あるいは単なる勘違いかもしれません。 現在のいわゆるLGBT(Q)ブームなるものは2015年の渋谷区での同性パートナーシップ制度開始の頃あたりからじわじわと始まった感じでしょうか。あるいはもっと以前の「性同一性障害」の性別取扱特例法が成立した2003年くらいにまで遡れるのでしょうか。とはいえ、2003年時点では「T」のトランスジェンダーが一様に「GID=性同一性障害」と病理化されて呼称されていたくらいですから、「T」を含む「LGBT」なる言葉はまだ、人口に膾炙するはるか以前のことのように思えます。 いずれにしてもそういう社会的事象が起きるたびに徐々にメディアの取扱量も増えて、25年前は懸命に当時勤めていた新聞社内で校閲さんに訴えてもまったく直らなかった「性的志向/嗜好」が「性的指向」に(自動的あるいは機械的に?)直るようにはなったし(まだあるけど)、「
2017.10.10 15:00 世紀末の悪女? 自己実現のため戦うヒロイン? ゲイのアイコン?~オスカー・ワイルドの『サロメ』 他の男はみんないやらしい。でもあなたは美しかった!(オスカー・ワイルド『サロメ』1028–1029行) 上の引用はオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』のヒロインの台詞です。聖書を元にしたこの作品は、若きユダヤの王女サロメの激しくも残酷な恋を描くものです。サロメがヴェールを脱いで裸になる「7つのヴェールの踊り」があまりにも有名ですが、実はこのお芝居は人によってほとんど解釈が正反対になり、フェミニスト的なのか性差別的なのかについてずいぶん議論が行われている、なかなか難しい作品です。今回の連載ではこの『サロメ』について書きたいと思います。 ※この記事の『サロメ』からの引用は全てOscar Wilde, The Importance of Being Earnest an
mio_wembley 日本より出生率が0.5ポイントも高い国を捕まえて「リベラルディストピア」タグ付けて見下すとか草も生えない。 未婚でも子育て出来るから、一組がたくさん子供を育てられるから、など色々考えられるでしょうよ。 リンク2017/07/27 http://b.hatena.ne.jp/entry/342489438/comment/mio_wembley なんでこんな頓珍漢なブコメが1位をとってるの? 課題文を読もう「40代独身が国を滅ぼす!」が話題ですが、ここで単身世帯率1位のスウェーデンを見てみましょう「SF小説的な地獄絵図」 - Togetterまとめ https://togetter.com/li/1133988 桜花一門@VR名人 @oukaichimon 2017-07-26 11:46:50 北欧で「一人で子育てできるくらいシングルマザー優遇」をしたら ・女→わざ
▼前編:社会を“男の絆”で占有する強固なロジック 「ホモソーシャル」の正体とは? 男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男子の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。3人目の先生としてお招きしたのは、男同士の連帯をめぐる問題を歴史的に研究した『男の絆─明治の学生からボーイズ・ラブまで』(筑摩書房)の著者である前川直哉さんです。 踏まれている足より、踏んでいる足のことを考えたかった 清田代表(以下、清田) 前川先生は著書『男の絆』で、日本のホモソーシャルがどのように出来上がっていったのかについて、明治時代にまでさかのぼりながら歴史的に検証されていました。 前川直哉(以下、前川) 前編で述べたように、ホモソーシャルというのはアメリカのジェンダー研究者イヴ・セジウィックによって概念化された言葉です。ただし、これはあくまでアメリカやイギリスが研究対象であり
くまねこ @kuma_neko_ 一時期、開発作業が大詰めで職場近くのマンションでルームシェアしてた英国人に「キミが女性だったら、間違いなくプロポーズしてた」と真顔で言われた話する? 2016-11-16 11:09:54 くまねこ @kuma_neko_ ワタシの場合、ストレス発散に家事するタイプの人間なので、朝食とかも作ってましたよ。 スクランブルエッグに生クリームとバターと砂糖少量入れて英国人好みのアレンジ決めてみたりとか。 英国人男性を落としたい女性の皆様、甘めのスクランブルエッグで落とせますよ #しんこくなちのうていか 2016-11-16 11:13:25 くまねこ @kuma_neko_ ルームシェア開始した日の翌日、フライパンでバターを溶かし、そこに砂糖を振ってスライスしたバナナを焼き、さらに食パンで残ったバターを吸わせるように焼いたものを朝食に出したんですけど、そのときの
自民党は、「法の下の平等」を定めた憲法14条に照らし、性的少数者への差別が禁止されているとする見解を初めて示した。同性婚などに否定的な姿勢は従来と変わらない。参院選を控え、党内の「失言」を封じる狙いもありそうだ。 参院選公約で初めて性的少数者らへの「理解増進」を掲げたのを受け、自民党政務調査会などが、党内の啓発用に問答集とパンフレットを作った。 問答集では「差別の解消や禁止には取り組まないのか」という質問に対し、性的指向(好きになる性)と性自認(性別に関する自己認識)について「憲法14条の趣旨に基づき、当然含まれているものと解するべきだ」との見解を示した。 そのうえで、差別を禁止する立法措置は「かえって当事者が孤立する可能性がある」などとして否定。学校・職場でのいじめやハラスメント、採用や解雇を巡る不当な取り扱いなどには「既存の枠組みを活用することで対策を講じる」とした。 また、地方議会で
特別鼎談 上野千鶴子×東小雪&増原裕子「産む」「産まない」は私が決めて何が悪い! その2:レズビアンカップルが子づくりして何が悪い! さきごろコミックエッセイ『女どうしで子どもを産むことにしました』を出した東さんと増原さん。レズビアンカップルへの社会的偏見を超えて妊娠をめざす彼女たちの挑戦は、あらためて「妊娠・出産」に対する女の自覚——―産む・産まないの決定は誰がするのか?——―を問い直す。このたび、出版記念としてそんなお二人が、尊敬する「ヘテロセクシュアルで結婚・出産経験なし」の上野千鶴子先生と鼎談。第二部はレズビアンカップルの出産・子育てへの偏見に真っ向勝負。ヘテロ男女にこそ、この事実を知ってほしい。 女が女を愛するのは当たり前 上野:実はレズビアンマザーって、日本にも外国にもたくさんいるのよね。ただ、その人たちの多くは、不覚にも結婚・出産してから自分がレズビアンだということに気がつい
特別鼎談 上野千鶴子×東小雪&増原裕子「産む」「産まない」は私が決めて何が悪い! その1:女にとって「産む」とは何か? さきごろコミックエッセイ『女どうしで子どもを産むことにしました』を出した東さんと増原さん。レズビアンカップルへの社会的偏見を超えて妊娠をめざす彼女たちの挑戦は、あらためて「妊娠・出産」に対する女の自覚——―産む・産まないの決定は誰がするのか?——―を問い直す。このたび、出版記念としてそんなお二人が、尊敬する「ヘテロセクシュアルで結婚・出産経験なし」の上野千鶴子先生と鼎談。リブ以降、女たちはどう変わったのか? 明らかになる女の実相は、全女性、そして男たちにも知ってほしい。 45年前と何も変わらない日本の女たち 上野:私はこの頃、ゆったりしたシルエットのお洋服を着ると「これ、妊婦服にもなるでしょ」ってふざけていうのよ。閉経した女だから妊娠の可能性もないのに(笑)。でもね、そん
How Male Sexual Entitlement Hurts Everyone なぜ「男性の性欲は常に満たされるべきである」という思い込みは誰も幸せにしないのか 2013/1/16 Jarune Uwujaren 原文はこちら。 http://everydayfeminism.com/2013/01/male-sexual-entitlement-hurts-everyone/ 男性には、彼が男性であるという理由に基づいて、セックスが与えられるべきだと信じる考えを、「男性の性欲が常に満たしてもらえる権利」[male sexual entitlement]と呼びます。私たちの社会はこの考えを当然のこととして広めており、セックスについてのカジュアルな会話の中にさえ、この考えは埋め込まれています。たとえば、男は「いい人」すぎると「セックスの対象外にさせられ」るとか、女はセックスを「させて」
百合オタさん(の、あくまでも一部)が得意げに開陳する「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」への反論まとめを作っておくことにしました。 うちのようなガッチガチにLGBTニュースを紹介しまくっているレズビアンサイトの掲示板に、「ぼくのかんがえた、どうせいあいしゃをさべつしていいりゆう」を開陳したがる百合オタさんが定期的に現れるのは、いったいなぜなんでしょうか。現実の同性愛者の置かれた状況などひとつも知らず、知る気もないのに、百合ものをちょこっと読んだだけでわかったつもりになり、「俺様が指導してやる」とでも思ってしまうんでしょうか。いちいち相手をさせられるこちらの迷惑も考えず、いい気なことです。 念のため断っておきますが、うちを訪れる百合好きさんの99パーセントは、そんな人じゃないんですよ。皆さん親切に百合作品の情報や感想を書き込んでくださったり、楽しい会話を振ってくださっ
2015年2月8日のエントリで、“何をどう説明しようと、 「もっと下手に出て、マジョリティの気分を害さないように説明しないと聞いてあげませんよ?」 と言うだけで何も変わらない人がいる”という趣旨のことを書いたのですが、本当にこの通りの(言い回しに多少のバリエーションはあるにせよ)ことを主張される方が大量にいらしたので半ば驚き、半ばウケました。ひょっとしたら皆さま、このくだりは読み飛ばされたのでしょうか。いっそジョジョ風に噛み砕いて、「次におまえは〇〇というッ!」とでも書いた方がまだお目にとまりやすかったのかもしれませんね。その伝で言うと「次に、同性愛者を名乗る者が、『自分は同性愛者ですが、みやきちの言ってることはおかしいと思います!』という!」というのが現在の予測なのですが、もう既にそういうご意見も出回っているんじゃないかとも思います。 ところで上記のような、言うなれば「差別されるのが嫌な
ノーマルカップリングという呼び方は差別的だとする腐女子の考え方がわからない - 今日も得る物なしZ(魚拓) 読んだ。あきれた。うちのエントリを引用するのはいいんだけど、そこから これをノーマルに当てはめると「ノーマルを正常だというニュアンスで使い同性愛を否定している人は主観に基づく意見ばかりなので重視しなくていい」ということになりませんかね。 どこかの同性愛コミュニティから「ノーマルは差別的だ」っていう意見が出てきてるわけじゃなく、いつもの「不快に思う人がいるかもしれない」レベルの話なんでしょ?*1 と言い出すのは牽強附会にもほどがあるし、いち同性愛者として非常に迷惑。 「ノーマルカップリング」「ノマカプ」「NL」などの語について、ブログでだってTwitterでだって、批判しているLGBT当事者はいっぱいいるよ。id:kyoumoeさんの特殊アイに、そういう意見を極力見ないようにする回避機
前回に引き続き、今年のGDCを振り返ってみよう。 『The Walking Dead』(2012)や『極限脱出ADV 善人シボウデス』(2012)といった作品がGDCアワードで注目されたように、昨今ではアドベンチャー・ゲームというジャンルが再評価されている。そして、アドベンチャーの再評価と連動して、ビデオゲームにおける「ナラティブ」や「ストーリー」という問題が再検討されている。 「ルドロジー vs. ナラトロジー」といえば、これまでゲーム・スタディーズの中で幾度と無く議論されてきた問題だ。現在ではそのようなゲームにおける本質を問う議論は、どちらかと言えば鳴りを潜め、むしろ「ビデオゲームは何を語れるか」という関心に重きが置かれている感が強い。 実際、GDCでも「Game Narrative Summit」が開かれ、このテーマに強い関心を持つ人々が集まった。古くて新しいこのテーマだが、今回は「
サーバーが不安定だったり、ちょっとした設定ミスで表示されなくなったり、これまでこの WordPress サイトにはずっと悩まされてきたのですが、このたび theLetter というニュースレターサービスをメインに発信していくことにしました。 https://masakichitose.theletter.jp 詳細はリンク先の「このニュースレターについて」をご覧ください。 2022年11月20日 補足 2021.10.29 この記事に関して、多くの誤解とデマが出回っています。補足を書きましたので、何か批判したいことがある人は以下の補足を読んでからお願いします。 ペドフィリアに関する私の立場の誤解とデマについて 補足を読まずに以下の本文だけを読んで批判することはやめてください。 補足前の本文↓ 小児性愛(ペドフィリア)については様々な立場があると思います。それぞれの経験や知識から、極端ではな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く