ウクライナ・キーウ(CNN) ロシア国防省は1日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝リマンからロシア軍が撤退したと発表した。ロシアのプーチン大統領は前日に、ドネツク州を含むウクライナ4州をロシアに「併合」すると宣言したばかりだった。 国防省はSNS「テレグラム」を通し、「包囲の脅威」が生まれたことに関連して、部隊がリマンから「より有利な戦線」へ撤退したと述べた。 国営放送「ロシア24」は撤退の理由として、ウクライナ側が欧米製の兵器や北大西洋条約機構(NATO)の情報を使ったためと伝えた。 ウクライナ軍にとっては、先月東部ハルキウ州の奪還に成功してから最大の戦果と位置付けられる。 ウクライナ軍の報道官は1日朝の記者会見で、リマンに隣接する村へ部隊が入ったと発表。リマン周辺の集落を解放し、同市のロシア軍部隊を包囲したと宣言した。 リマンの解放はドンバス地方全体の解放に向けた重要な一歩になるとも述べ