思い返せば、あれを知ったのもこれを考えたのも特定のある本がきっかけだった。読書こそ知識と思考の源泉。そのことは5年、10年の単位で思い知るものだ。ところが、本とは忘却もまた甚だしい。杞憂ではない。久しぶりに再読すると必ず同じところに線を引こうとする。だったらメモしなさい。まったくその通り。実際パソコンに打ち込む読書メモは増え続けている。しかも何年か後、自分で残したそのメモは予想を超えて再利用できる。そのこともしだいに強く実感するようになった。それにだいいち、本で読んだことは自分の言葉にしてこそ定着する。それもどうやら本当だ。逆にいうと、読書の利得は、そのままではまちがいなく流出してしまう。だがそれを思い知った今となっては、なにか読んでいて「なるほど」と納得するのはうれしいが、同時にそれを忘れてしまうことが予測され、いやでしかたがない。だからメモをしなくちゃと思うのだが、それがまた煩わしくて
無事引っ越し作業が済んで、生活もだいぶ落ち着いてきました。19区に住んでいたときには19区の、20区に住むなら20区のスタイルにならいつつ、自分たちの住まい方、暮らし方を考えながら実践しはじめています。そんななにかと変化のあるこのタイミングで、ブログもお引っ越し。同じくはてなですが、少しだけ心機一転。内容的に何か変化があるかはまだ不明ですが、アン・ラシャシャンの精神で、綴っていきたいと思っています。マルグリット・デュラス原作、ストローブ=ユイレの短編映画『en rachâchant』にあやかっています。意味が気になる方はリンク先の映像(英語字幕付き)をチェック。何度見たか分らない、大好きな作品です。フレーミングといい、話されるフランス語のテンポといい、その内容といい、小気味よくって、完璧。では。 引っ越し先 EN RACHACHANT 今年の八月はパリに残っているので、それならばあれもこれ
本日より、JAMJAM日記は、新しく出来たわたしのオフィシャルウェブサイトのほうに引っ越しました。 http://otomoyoshihide.com ここになります。 しばらくは写真日記の形でアップして行こうと思います。 最新の日記はこちら 「NewYork Lower East 午前0時」 http://otomoyoshihide.com/646/ 連日ではないまでも、随時アップして行きますので、よろしくお願いします。 今までの10年間の日記はそのままHatena Diaryのほうに残しておきます。 それ以前の90年代からのものはImprovised Music from Japanのページや、河出書房から出版の本「大友良英のJAMJAM日記」でも1998年から2008年までの日記が読めます。 http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/ ht
スタジオづくりも一段落して、最近はここで、さまざまな作業に取り組んでいます。元はホコリとゴミだらけのガレージだったのですが、掃除して、壁を立てて、棚や机をつけて、ようやく作業場として機能し始めています。水耕栽培なども時間を見つけてスタートさせたいと思ってます。 今回の仮住まいづくり、とても楽しかったです。なにかそういうお仕事があれば、ぜひ面白いコンセプトと具体的なアイデアを盛り込んで、一度しっかり取り組んでみたい。 元ガレージの入り口に壁と扉を設置。必要な時にはすべて外せるので、大きなものの出し入れも可能な状態です。 柱をみせるかたちで壁を立て、白塗りしました。床は、元々のコンクリにワニスを塗りました。 以前の北千住のスタジオで使っていた素材を再利用しつつ、棚や机をつくりました。 一面は針葉樹合板を無垢の状態で設置。おもに作品や素材の置き場所になります。 という感じで。これからも暇を見つけ
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