○インド経済は、足元で9%近い高成長率を維持しつつ好調に推移している。インドの消費市場が急成長しているのを受けて、輸送機器関連業種を中心に日本企業はインドでの事業拡大に積極的である。かつて、インドは、長期的には有望だが短期・中期的にはASEANほど魅力がないと思われていた時期もあった。しかし、いまや、インドは、日本企業の注目度が中国に次いで高い国になりつつある。 ○インド経済の高成長のメカニズムは、東アジアによく見られるような外資系企業による工業製品輸出を梃子にしたものとは異なり、内需の拡大によるものであるといえる。日本企業のインドへの関心も、国内市場獲得(マーケット・インディア)にあり、輸出向け生産拠点機能(ファクトリー・インディア)を期待しているわけではない。 ○インドの足元の経済成長率は、潜在成長率を超えており、インフレギャップの状態にあると見られる。このため、景気拡大がインフレ圧力
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く