民主党の野田佳彦前首相、菅直人元首相が22日夜、横浜市内で開かれた会合に出席し、安倍晋三首相の経済政策やエネルギー政策をめぐり、注文や批判を展開した。 野田氏は自らの政権での消費増税への取り組みを駅伝競走の「上り坂」に例え、「一定の財政規律を守れたから、(現政権が)経済や金融に集中できる。安倍内閣は下り坂担当だ」と指摘。 「実体経済が良くならなければバブルがはじける。下り坂ほど走るのが難しい」と首相に細心の経済運営を求めた。 これに先立ちあいさつした菅氏は、2030年代に原発ゼロを目指すとした民主党政権の方針の見直しを決めた首相を批判。 「それでもまだ原発をつくるというなら(建設計画中の中国電力)上関原発と言わずに、安倍さんの地元の下関のど真ん中につくる度胸があるのか」とかみついた。 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=201303220104