複数の米メディアは5日までに、パキスタンでの国際テロ組織アルカーイダ指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の殺害作戦で米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)が使用したヘリコプターについて、飛行音を抑え、レーダーに探知されにくいステルス機能を持つMH60ヘリだったと報じた。 不具合で現場に残された機体の残骸を専門家が分析した。米軍はステルス機能を持つヘリの存在自体についてコメントしていない。米ABCテレビは残骸の破片を拾う近隣の子どもたちの映像を流しながら「米軍は(ステルス機を開発中の)中国の手に渡ることを懸念しているに違いない」とした。 作戦中に不具合が起きた1機は、米軍が作戦の最後に爆破したものの、機体の尾翼部分が隠れ家の敷地外で燃えずに残った。(共同)