水族館で飼育するイルカを巡り、日本動物園水族館協会が、和歌山県太地町で行われている追い込み漁による入手を禁止したことに対し、太地町の三軒一高町長は、追い込み漁での入手を希望する水族館とともに、新たな組織を立ち上げたいという考えを明らかにしました。 国内のおよそ150の動物園や水族館が加盟する「日本動物園水族館協会」は、和歌山県太地町で行われている「追い込み漁」によってイルカを入手していることが、倫理規定に違反するとして、WAZA=「世界動物園水族館協会」から除名処分にすると通告され、追い込み漁からの入手を禁止するとともに、入手を続ける水族館を除名処分にする方針を決めました。 これについて、太地町の三軒一高町長はNHKの取材に対し、「太地町のイルカ漁は合法的なもので今後も続けていく」として、追い込み漁での入手を希望する水族館とともに、3年から5年後をめどに新たな組織を立ち上げたいという考えを