ソニー平井一夫社長が昨年度に受け取った報酬は約3億1590万円だった。 基本報酬とストックオプションの合算値で、前年度の3億4820万円よりやや減額となった。 報酬の内訳は、米ドル建てで支払われる基本報酬が180万ドル(2億0200万円)。基本報酬は3年連続で変更がないが、円安の影響で、前年度の1億8400万円より膨らんだ。 また、ストックオプションとして付与した株数は10万株で、理論価値の1株あたり1139円で換算すると1億1390万円だった。前年度のストックオプションの付与は20万株だったが、報酬の算出基準を見直して今期は減った。 ソニーは、2012年度から代表執行役の報酬の10%の減額措置を続けているほか、業績に連動する役員賞与は11年度分から4年連続で返上している。平井社長は同日の株主総会で、自身の報酬について「(本来の)年収ベースでは私は50%の減額」と述べた。 http://j