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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu (7)

  • 世界にゴマンとダブつく花『桐島、部活やめるってよ』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『桐島、部活やめるってよ』観賞。 傑作です。現在、かなりの強敵を前に興行的に苦戦しているようですが、もし劇場へ駆けつけたなら後々自慢できる体験になるでしょう。必見です。まだ未見でしたら以下を読む前にまず劇場へ向かってください。 「ナンバー1にならなくてもいい  もともと特別なオンリーワン」と歌う「世界に一つだけの花」ほど残酷な歌は無いだろう。歌うのはジャニーズ事務所きってのスターグループSMAPであり、作詞作曲は稀代のヒットメイカー槇原敬之である。幾度となくナンバーワンに輝いた彼らは多くのファンにとって特別なオンリーワンであり、度々ナンバーワンにすらなった事がある。しかし、市井の人々のほとんどは彼らとは違い、誰か一人にとってのオンリーワンですら無い事実を受け入れざるをえない。代替えの可能な「ワン・オブ・ゼム(大勢の中の一人)」なのだ。 ほとんどすべての人にとって大いなる挫折を味わうのが高校

    世界にゴマンとダブつく花『桐島、部活やめるってよ』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
  • ネタばれ!『桐島、部活やめるってよ』の基本的解釈。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『桐島、部活やめるってよ』について、人の感想を読むのが面白い。 かなり親切な作りですが、スッキリとしたオチめいた物を提示していないので、憶測が憶測を呼び自由な解釈をしている人も多く、多種多様さが楽しいのです。しかし、中には「全くわけが解らない?」と言う人も多いのです。そこで、『桐島』を理解するための基礎的な解釈をしてみようかと思います。当然ながらオチ(的な話)にも言及しますので、まずは劇場で『桐島、部活やめるってよ』を観賞をした後にお読みください。エントリは高校生に読んで欲しいです。読んでないと思うけど…… 『ゴドーを待ちながら』 作にはタイトルロールになっている「桐島」は登場しません。「桐島がいない」というのがドラマの軸になっています。これは舞台劇『ゴドーを待ちながら』のオマージュだと言われています。 『ゴドーを待ちながら』は1952年に発表された戯曲で不条理劇の傑作だとされています

    ネタばれ!『桐島、部活やめるってよ』の基本的解釈。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
  • オイラはもう、麻生の農場で働こうとは思ってないんだ。「動物農場」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    「動物農場」鑑賞。 管理社会、全体主義大嫌いジョージ・オーウェル原作の1954年製作イギリスのアニメ映画。 この「動物農場」は、天下のジブリプロデュースによる公開。上映は1/16日までだが、後に「ジブリコレクション」としてDVD発売されるだろう。しかし、安彦良和といい、押井守といい、アニメ作家はみんな赤いなぁ。 あらすじ。貧乏農場の家畜たちは主人の横暴に耐えかね、老いた豚の「すべての動物は平等である!」のスローガンを掲げ、豚のスノーボールを筆頭に決起した。農場の主人は追い出され、家畜だけの農場が幸せに成立したハズだったが、スノーボールを快く思っていない豚のナポレオンが彼をワナにはめ、処刑してしまう。それからのナポレオンの暴力による圧政はかつての農場主の横暴と重なっていき・・・ というもの。見る人が見れば、農場主をロシア皇帝、スローガンをかかげた老いた豚をレーニン、スノーボールをトロツキー、

    オイラはもう、麻生の農場で働こうとは思ってないんだ。「動物農場」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    nasuhiko
    nasuhiko 2009/01/16
  • http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20080610

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/06/11
  • 鳶から生まれた鷹/高度な机上の空論は稚拙な行動力に劣る「リアル鬼ごっこ」: ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    nasuhiko
    nasuhiko 2008/02/13
  • 2008-01-30 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    「魁!!男塾」鑑賞。 「根性で乗り切れ!」と言った場合、対峙する困難は乗り切れる物では無い事がしばしばある。例えば『100』の状態で終わらなければいけない事柄に、普通に取り組んだ場合『50』がやっと、という時「根性出して徹夜してメシをう時間を潰して、なんとか75までもっていきました!」というのが、一般的な「根性出した」状態だろう。 数多の映画の主人公たちは、そういった無理難題を押し付けられることが多々ある。そもそも映画はフィクショナルな物だから、通常では絶対にブレイクスルー不可能な「無理難題」に立ち向かう。それに対して、観ている側がすんなりと道理だと受け止められる解決にたどり着くのが「良い映画」という事になるだろう。 映画技術とは、いかに「道理だ!」と思わせる描写が出来るか?という物であると言えるだろう。 映画「魁!!男塾」だが、ボクは原作マンガを連載当時読んではいたが、熱心なファンだ

    2008-01-30 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    nasuhiko
    nasuhiko 2008/01/31
  • 青春の戦いは必ず敗北して終わる。「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」鑑賞。 怪人/怪物のたぐいは映画の中で、現実の何かを象徴している事が多い。 例えば水爆実験によって蘇った怪獣「ゴジラ」は終戦間もない日にとって、抗う事の出来なかったアメリカ軍の絶対的な攻撃を思い起こさせただろう。「エイリアン」のシガニー・ウィーバーが終盤でちぃっちゃいパンツで半ケツはみ出して、チンコ型のエイリアンから逃げ回っているのは、そのまんま表現とも言える。 この「ネガティブ〜〜」の怪人「チェーンソー男」が何なのかが判明する中盤で、巧みな論法の軸ずらしによって通常決して勝利する事の無い、思春期の少年少女の抱える問題にドラマ的な『勝利』をもたらすための象徴である事が解る。 面白いのは、チェーンソー男はあくまでヒロイン/絵理の闘うべき『敵』であるのに対して、主人公/陽介のそれは『憧れのアイツ』な所。双方ともそれぞれに『死』をつきつけるワケだが、ヒ

    青春の戦いは必ず敗北して終わる。「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    nasuhiko
    nasuhiko 2008/01/22
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