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ブックマーク / hallucinyan.hatenablog.com (3)

  • 岡田斗司夫とはなんだったのかーー洗脳とマネタイズ - A Mental Hell’s Angel

    2015-03-07 岡田斗司夫とはなんだったのかーー洗脳とマネタイズ 岡田斗司夫とはなんだったのか。あるいはそもそもなんと呼ぶべきだったのだろう。実業家だろうか。およそクリエイターとは呼ぶべきではないだろう。私が適切だと思う呼称は、詐欺師である。あるいは宗教の教祖、すなわちグルである。 そもそも彼がいままで何をしてきたのか。GAINAXにおいても「人を動かす」以外のことをやったようにも思えない。『オタク学入門』などの一連のオタク擁護もまた「あえてやった」と公言している。「オタクはこの情報社会におけるニュータイプであり同時に江戸の粋の正統継承者である」というアレである。 『オタク学入門』ではオタクに媚び、『評価経済社会』ではギークに媚び、『フロン』では女性に、『プチクリ』ではクリエイター志望に、『いつまでもデブだと思うなよ』では一般大衆に媚びた彼は、そもそも何がしたかったのか。 簡単である

    岡田斗司夫とはなんだったのかーー洗脳とマネタイズ - A Mental Hell’s Angel
  • セカイ系以後の生存の技法――ファウスト系はどうサヴァイヴしたか - A Mental Hell’s Angel

    セカイ系というものがあった。ファウスト系というものがあった。懐かしい。しかしそれらがきちんと総括されたかといえば、個人的に、疑問である。したがって、いちおう自分なりの解釈を書いてみた。 まず滝竜彦の話から始め、舞城王太郎、佐藤友哉に少し触れ、西尾維新について論じ、文芸批評的に総括した上で、最後に現代のアニメーションについてのサブカルチャー批評を付記した。 それでは滝竜彦について。 滝竜彦は『ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ』でデビューし、『NHKにようこそ!』で一躍人気作家となった元ひきこもり小説家である。 現在の彼はスピリチュアリティに傾倒している。それを「あー滝さんついにそうなっちゃったかー」という冷ややかな眼で見ている読者もいるだろう。しかし、なぜ彼がスピリチュアルにハマったか。それは質的な問いである。その理由を思想的かつ文学的に叙述してみよう。 まず、もちろんのこ

  • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想 - A Mental Hell’s Angel

    2012-11-18 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想 新エヴァの破を見て「ウェルメイドなエンタメだな」という印象しかいだかず、批評業界でもおおむねそれが支配的ディスクールであったため、落胆していた。評論家の前島賢が「こんなのエヴァじゃない」と言っていたが、まったく同意見だった。Qに期待を持たず見に行ったところ、良い意味で裏切られた。まずいきなり十四年経っていることに驚かされたが、見ているうちに「これだ……これがエヴァだ……」と思わずにはいられなかった。もし僕が葛城ミサトだったら「破はデコイだったのよ」と言っただろう。つまるところ破というのはエヴァンゲリオンというよりグレンラガンだった。しかし、Qはエヴァンゲリオンだと感じた。予想を裏切ってこそのエヴァである。 破とQは明瞭かつ美麗なコントラストをなしている。解りやすい例を挙げれば、破では綾波がぽかぽかしていた。どうやらけっこう好評だっ

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