和歌山大学 システム工学部 和田研究室は10月20日、ハードディスクの故障などで廃棄されたPCのWi-Fi(無線LAN)通信機能を有効活用して、スマートフォンや携帯ゲーム機に独自情報を発信できるシステムを開発したことを発表した。 HDDの壊れたPCに対し、CD-ROMやUSBメモリにあらかじめ入れておいたOS(オペレーティングシステム)を使い起動させ、Wi-Fiコンテンツ送信器として再利用するもの。壊れたノートPCを使った場合、費用がほとんどかからないため、これまでは数十万円することもあったこの種の情報発信システムを、ほぼノーコストで構築できるようになる。デスクトップPCなど無線通信機能がない場合には千円前後の無線通信機器を取り付ける。また壊れていないPCも利用可能。 提供される情報を読むためにURLを入力する必要はなく、SSID(無線チャンネルを表す名前)を選ぶだけでローカルコンテンツを