「言ったよね、ちゃんと確認しないとダメって」 トラブルが起きると、ドヤ顔で口撃してくる人がいる。原因が判明した後になって、「なぜ、その原因を前もって潰しておかなかったのか」と詰めてくる。 全てが分かった「後」なら、リスクを減らす方法も、トラブルを回避する方法も思いつく。だが、トラブルが起きる「前」に、その原因を知るのは難しい。 それにもかかわらず、後から得た「答え」でもって、当時の判断を責める。これを「後知恵」「事後孔明」という。 そういう口撃には、「ごめんなさい、予知能力がなくて」と返している。皮肉が理解できない人には、噛み砕いて「どこを確認しておくかを、後ではなく、予め知ってたら良かったですね」なんて説明する。 事象を原因と結果でつなぎ、因果によって説明しようとする限り、後知恵の罠から逃れることができないのかもしれぬ。 では、トラブルが起きた後になって、「こうしておけば良かった」と責任

