おもしろい記事である。大新聞では書けない内容だ。 表に出ない反対の声 裁判員制度 司法関係者の本音 (福岡県民新聞) 「心配せんでも、早晩破たんするよ」。数年前、裁判員制度について話を聞くと、ある法務省関係者はこう答えた。この人物は当時、制度を推進する部署にいたにもかかわらず、である。 以来、多くの司法関係者にこの制度について率直な感想を聞いてきた。だがそのほとんどが反対・否定派で、本気でうまくいくと考えている者はいなかった。 この法務省関係者の「早晩破たん」発言は、大方の司法関係者の本音だと思う。私もそう思っている。 刑事事件の弁護 受けなければいい 「検事もしょせんは役人。国や役所がやろうとする方針には、最終的に従うでしょうね」。 こう話すのはある弁護士だ。 「ですが、弁護士の9割は制度に反対しているか関心がないか。賛成派は日弁連幹部をはじめとするごく一部の人たちです」。 現在、国選弁