ちょっと今さらなのかもしれないが、本田透の一連の「オタク擁護」論について考えてみた。内容は本書参考。 とりあえず、この人の考え方を僕は全面的には否定するつもりはない。俺も広義のオタクだし、もてないし。例えばマスコミがDQNについてはむやみに肯定する一方で、オタクの犯罪というのを声高に騒ぎ立てようとする、というあたりには深く頷きたい。恋愛資本主義という構造も、モデルとしては面白いモデルだと思う。 ま、それはそれとして。ただ、やっぱいろいろこの議論には言いたいことがあるわけですよ。 本田氏の書物では、明らかに女性に敵対を示している。オタクを露骨に嫌う女性、に対してというべきか。それは、わからんでもないし、それに対するヴァーチャルな2次元を対置する議論も、まあいい。いいというか、言いたいことはあるのだが、今回とりあえずあげつらってみたい気なのはその先。 で、女性はどうするのだ? p70