タグ

ブックマーク / natrom.hatenablog.com (26)

  • 「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ

    ■代替医療のトリック(サイモン・シン著, エツァート・エルンスト著, 青木薫訳)。原題はTrick or Treatment?。著者の一人のサイモン・シンは、サイエンスライターとしてトップクラスであり、暗号解読やフェルマーの最終定理といった著作がある。「代替医療のトリック」も含め、いずれも青木薫による翻訳である。私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせのは自動的に買うことに決めている。もう一人の著者のエツァート・エルンストは、プロフィールによれば、「代替医療分野における世界初の大学教授」であるとのこと。「著者論文多数」ともあるが、Pubmedで調べてみるとその通りであった。たとえば、「"Ernst E"[Author] and homeopathy」では73件が引っ掛かった。これからは、良く知らない代替医療について調べたいときには「"Ernst E"[Author] and 」を付け

    「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2010/02/08
    「私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせの本は自動的に買うことに決めている。」ぼくも!
  • 船瀬俊介に殺される〜「抗ガン剤で殺される!」批判〜 - NATROMのブログ

    船瀬俊介は自称環境問題評論家で、週刊金曜日編「買っていはいけない」の著者の一人です。このころから船瀬氏の主張には問題点が多くありましたが、最近、特に抗癌剤について看過できない主張を行っているので、ここで批判いたします。わからないことがございましたら、コメント欄かメール()でご質問してください。可能な限り回答いたします。ご自身や大切なご家族が癌にかかれば誰でも不安になります。抗癌剤を使うとなれば、治るのだろうか、副作用はどうなのだろうか、とあれこれと悩むのは当然です。しかし、無知に付け込む怪しげな主張に惑わされないようにしてください。少なくとも、最低限の医学知識を持った人で、船瀬俊介氏の抗癌剤に関する主張に賛同する人は皆無であることだけは確かです。反論があるという方は、コメント欄にどうぞ。 船瀬俊介氏の主張 船瀬氏は「抗ガン剤で殺される―抗ガン剤の闇を撃つ」という著作も書いていますが、ネット

    navecin
    navecin 2009/12/07
  • 蚊取り線香のリスク - NATROMのブログ

    ■殺虫剤と小児白血病に関連か 米研究(AFPBB News)を読んで、「そういや蚊取り線香の害って調べられているのかなあ」と疑問に思ったので、医中誌先生に聞いてみた。「放火時に時限装置として用いられた蚊取り線香についての検討」(犯罪学雑誌)などという論文に混じって、"Exposure to mosquito coil smoke may be a risk factor for lung cancer in Taiwan.(台湾において蚊取り線香の煙への曝露は肺癌の危険因子となりうる)"という論文*1を発見した。蚊取り線香って、"mosquito coil"って言うんだ。以下、サマリーを引用して訳した。 BACKGROUND: About 50% of lung cancer deaths in Taiwan are not related to cigarette smoking. En

    蚊取り線香のリスク - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2009/08/01
    放火時に時限装置として用いられた蚊取り線香についての検討←こっちもすげー気になる!!
  • どうして日本は癌大国になってしまったのか? - NATROMの日記 - NATROM 2009/07/25 10:01

    癌大国であることはむしろ誇りである 日人の死因の1位は悪性新生物(癌)である。1980年ごろから、脳血管疾患を抜いた。WHO Mortality Database*1で調べてみると、2006年で日の総死亡数は108万4450人、うち悪性新生物が原因なのが32万9314人で、総死亡の30.4%を占める。ちなみに、イギリス 27.0%、アメリカ合衆国 22.8%、イタリア 27.0%、ドイツ 25.7%、フランス 28.2%であった。ダントツとはいえないまでも、日は確かに癌による死亡率は高い。ではその原因は?「化学物質」「物添加物」による汚染や、「放射線」「石油から作った薬」などの不適切な医療が原因だという主張もあるが、間違いである。以下は、生活の変化が原因だという主張。 ■どうして日は癌大国になってしまったのか?(と健康)*2 今日で、ようやく育に取り組み始めてきましたが、

    どうして日本は癌大国になってしまったのか? - NATROMの日記 - NATROM 2009/07/25 10:01
  • 化学物質過敏症の女性に障害年金支給 - NATROMのブログ

    化学物質過敏症は、微量の「化学物質」に対してさまざまな臨床症状を引き起こすとされている疾患である。「とされている」としたのは、当に微量の化学物質によって症状が引き起こされているかどうか不明だからだ。原理的には盲検下で負荷テストを行えば証明可能であるはずだが、化学物質過敏症の患者がプラセボ(症状を誘発する「化学物質」なしのガス)によって症状が生じるという複数の報告がある。これは、化学物質過敏症とされる患者の一部は、「化学物質」の暴露ではなく、心理的要因によって症状が誘発されうることを示している。詳細については、■化学物質過敏症に関する覚え書きで述べた。さて、化学物質過敏症の女性が、「障害等級2級」と認定され、月額約6万6000円の障害基礎年金を受給できることになったというニュースが報道された。 ■化学物質過敏症:31歳女性に年金支給 障害2級と認定(毎日) 微量の化学物質に反応して体調を崩

    化学物質過敏症の女性に障害年金支給 - NATROMのブログ
  • 「たらい回し」と書くな - NATROMのブログ

    ■<患者たらい回し>自宅で早産の未熟児 7病院に断られ数日後に死亡(12月2日12時24分配信 毎日新聞) 札幌市の女性が自宅で早産した未熟児が昨年11月、七つの病院に「満床」などの理由で受け入れを断られ、119番通報から約1時間半後、新生児集中治療室(NICU)のない病院に運ばれ、数日後に死亡していたことが分かった。札幌市病院局の野崎清史経営管理部長は「結果的に亡くなられたことは残念。大変、申し訳ない」と陳謝し、受け入れ態勢に問題があったことを認めた。 市などによると、女性は昨年11月15日深夜、自宅で未熟児を早産し、未熟児は救急車で運ばれた。救急隊が病院を探したものの、NICUを備えた市立札幌病院、北大病院、札幌医大付属病院など5病院と、NICUのない2病院が「満床」「別の患者の治療中」などを理由に受け入れを断った。8カ所目の手稲渓仁会病院(同市手稲区)が受け入れるまでに約1時間半かか

    「たらい回し」と書くな - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2008/12/03
    古館が「昔はお産のとき近所の人たちが助け合っていたから大丈夫だった」みたいな趣旨のことを言っていた。本気で殺意が沸いた。
  • 和文医学雑誌にEM菌の論文が載っていた - NATROMのブログ

    たわむれに「EM菌」で、和文医学論文を検索してみると、1件だけ見つかった。 廃棄物処理のエースEM菌(解説) Author:比嘉照夫(琉球大学 農) Source:綜合臨床(0371-1900)45巻12号 Page2835-2836(1996.12) 診断の指針・治療の指針ではない件について 「綜合臨床」自体はまともな雑誌。和文雑誌だからそれほど権威があるわけではないが、非専門分野の知識を得たいときなどに重宝する。EM菌に批判的な文脈から書かれた論文かとも思ったが、比嘉照夫先生自身が書いてあることからわかるように、EM菌に肯定的な内容であった。肯定的というか、電波的。 有害な微生物の汚染,排気ガス,フロンガス等のガス汚染,電磁波,放射線など,目に見えない廃棄物は,ますます増大し,環境や健康問題に深刻な影響が現われ始めている. いずれも発生源で最小限に抑えねばならないが,エントロピー増大に

    和文医学雑誌にEM菌の論文が載っていた - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2008/10/31
    異彩を放ってるっつーか「動脈硬化予防と赤ワイン」も微妙
  • 「所さんの目がテン!」で血液型を科学してた - NATROMのブログ

    「mixiのもういいよ血液型」コミュ*1経由で、「所さんの目がテン!」が血液型を扱うという情報を手に入れた。事前の情報ではちょっと不安が漂う。 ■はやく知りたい!次回の目がテン! “病気に強い血液型発見(仮)” (2008年10月19日放送予定)*2 (魚拓) 最近、血液型別の性格判断がベストセラーとなり、再びブームとなっているのが血液型。 A型は「几帳面」、B型は「自己中心的」、O型は「大雑把」、AB型は「気分屋」。実はこの血液型性格判断の歴史は古く、昭和2年の心理学の研究論文によるもので、現在ではおよそ8割の人が血液型の違いによって性格や行動パターンが違うと信じているほどです。 果たして、当に血液型と性格には、関係性があるのでしょうか。そこで保育園児に協力してもらい、それぞれの血液型別に行動を観察します。すると、想像を上回る面白い結果が次々と明らかに! 録画して見てみたが、まあまあ

    「所さんの目がテン!」で血液型を科学してた - NATROMのブログ
  • 動画由来のトンデモが今後のトレンドになるかも - NATROMのブログ

    話題になっている神舟7号映像捏造説。このっ、バカ共が!(松浦晋也のL/D)を初めとして詳細な検討がなされている。いまさらながら、ニコニコ動画の「中国の「神舟7号」の船外活動の映像の中に・・・泡が?」を見てきた。10万再生。VOCALOIDなら殿堂入り。 いやー、予備知識なしで見たら、「泡だ」と思ってしまったかもしれない。しかし松浦晋也のL/Dの■神舟7号における、船外活動の画像に関するFAQ(よくある質問と答え)RC1「中国初の船外活動を、捏造とする決定的証拠は動画像中に見いだすことはできない」とのことである。きくちさん@kikulogが既に指摘されているが*1、「911自作自演説」とよく似ている。 前に千島学説を批判したときに、千島学説の信者でもある人が911陰謀論者でもあったため、トンデモさんに「ルース・チェンジを見ろ」としつこく言われた。「ルースチェンジ」とは、「911事件の公式発表

    動画由来のトンデモが今後のトレンドになるかも - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2008/10/07
    ニコニコ動画については自浄作用が働く「こともある」程度の塩梅だと思う。大百科等に過度の期待は禁物/911陰謀論もそれなりに人気だし。
  • 有害米と肝臓癌死亡数の増加は無関係 - NATROMのブログ

    「肝臓がん患者は事故米が流通し始めた10年前から西日を中心に爆発的に増加中」という指摘がある。■「企業努力とテクニックで」 有害米、なんと正規米にも混ぜて出荷…三笠フーズ*1(痛いニュース(ノ∀`))の63より引用。 肝臓がん患者の推移の資料図 [f:id:NATROM:20121129123718j:image][f:id:NATROM:20080909110446j:image] 自然界における 「最強の発がん性物質」 アフラトキシンB1 (0.0015ppm = 10億グラム中に1.5グラムの濃度で、 100%発癌 ) ^^^^^^^^ に汚染された毒米が *10年以上に渡って* 用として転売されていました。 資料図そのものは、国立がんセンター対策情報センターによる。一部の人は、肝臓癌の死亡が西日で多いこと、肝臓癌の死亡数が1995年で不自然に上昇していることを不安に思ったよう

    有害米と肝臓癌死亡数の増加は無関係 - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2008/09/09
    トンデモをダイエットと絡めるとスイーツが釣れる。トンデモを中韓国と絡めるとイナゴが釣れる。トンデモを食の安全と絡めると日本人全員釣れる。
  • ワクチンと自閉症の関係を今さら問題にする朝日新聞書評 - NATROMのブログ

    7月6日付けの朝日新聞の書評欄に、アメリカの毒をらう人たちという書評が載っていた。書評者は常田景子という人で翻訳家だそうである。 産業優先の政府や、企業におもねる科学者に対する義憤に満ちただ。アメリカの危機的状況を告発したではあるが、少数の人々の欲が多数の市民の命を脅かし奪っているという主張はひとごとでは済まされない。 なるほど、そういうこともあるだろうから、告発は十分にやってもらいたい。しかし、次の段落を読むに、その告発が妥当なものなのかどうか、きわめて疑問である。 アメリカで、幼児が接種を義務付けられているワクチンに添加されている保存剤によって、自閉症児が急増しているという話は衝撃的だが、その保存剤の使用禁止に奔走している上院議員は、孫がワクチン接種後障害児となった人だそうだ。政治家も、わが身に火の粉が降りかかってこないと動かないということか。 「ワクチンに添加されている保存

    ワクチンと自閉症の関係を今さら問題にする朝日新聞書評 - NATROMのブログ
  • 激痛を消す魔法陣 - NATROMのブログ

    病院に来るだけで症状が良くなる人がいる。独居の高齢女性が多い。典型的な症状は「ふらふらする」「胸が重苦しい」「なんとなくドキドキする」など。高血圧なんかで定期受診はしているのだけど、昼間には症状がない。大体、夕後から就寝前ぐらいに調子が悪くなって受診する。何度も受診歴があり、カルテをめくってみると、心電図や採血、頭部CTなどの検査は一通りされているが、これといった異常所見はない。忙しいときなどは、正直、「いつものことなんだからしばらく様子を見て良くならなかったときに来いよ」と思わないでもないけど、ニコニコして「先生の顔を見たら良くなりました」などと仰るので、それほどストレスにはならない。脈をとって、血圧を測って、聴診して、「大丈夫ですよ、また調子が悪くなったらいつでも来てください」的なことを言って診察は終わり。 思うに、不安が症状の大きな原因の一つになっているのだろう。ちょっとした症状で

    激痛を消す魔法陣 - NATROMのブログ
  • モルモット科学者 - NATROMのブログ

    ■自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝(レスリー・デンディ著, メル・ボーリング著, 梶山あゆみ訳)。原題は"Guinesa Pig Scientists"=モルモット科学者。タイトルで想像される通りの内容。自分の体を使って実験した科学者たちのエピソードが10章収録されている。有名どころはキュリー夫。ピエール・キュリーは放射能が人体に及ぼす影響を調べるために「腕にテープでラジウム塩を貼りつけた」そうである。無茶しやがって。 それほど危険ではないものの、やはりちょっとそれはどうかと思われるのは、ラザロ・スパランツァーニが1770年代に行った実験。消化の機構を調べるため、パンを小さな亜麻布の袋に詰め、飲み込んだ。表紙に描かれている、袋を飲もうとしているおっさんがスパランツァーニである。袋は消化管を通った後、体外に出て回収された。袋の中のパンは完全に消化され、無くなっていた。ここまではいい

    モルモット科学者 - NATROMのブログ
  • 若者の献血離れが深刻 - NATROMのブログ

    山口県のニュースを、痛いニュース(ノ∀`)が取り上げた。 ■痛いニュース(ノ∀`):若者の献血離れが深刻…原因も対策も分からず 県内で若者の献血離れが止まらない−。 1996年度に3万8367人だった10−20代の若年層献血者が、2006年は1万5742人まで減少したことが、県赤十字血液センター(山口市野田)のまとめで分かった。献血者数自体も減少しているが、若者の献血離れはそれ以上に深刻。 献血者全体に占める若年層の比率は、96年の43.1%から06年は25.1%となった。 全国平均の31%を下回る結果に、関係者らは将来への不安を募らせるが、 明確な要因が分からず、有効な対策もないのが現状だ。 ニュースそのものよりもコメント欄に幻滅した。薬を飲んでいたり、輸血歴や海外渡航歴があったりする人は仕方がない。「仕事が忙しくて献血に行く暇がない」というのもいい。「針が痛いから嫌だ」「メリットがない

    若者の献血離れが深刻 - NATROMのブログ
    navecin
    navecin 2007/11/29
    献血大好き大学院生が通りますよ
  • 神と科学は共存できるか? - NATROMのブログ

    宗教家と無神論者を4タイプに区別したこういうジョークがある。 ■信仰心と無神論の計算の違い(らばQ)。(原文:■Today's Math Lesson (The Primate Diaries)) ●原理主義宗教家 2+2=5だと信じている。その理由はそのように書かれているから。 税金の控除額の計算のときによくトラブルになります。 ●穏健な宗教家 現実的には2+2=4という基に沿って生活している。しかし規則的に教会などに行き、以前に2+2=5の時代があったとか、いつかまたその日が来ると言われ続けている。そして実際精神的な世界では5であるはずと信じている。 ●穏健な無神論者 2+2=4であることを知っている。 しかしながら2+2=5と信じている人が感情を害するかもしれないので、大きく主張することは無礼だと考えている。 ●戦闘的な無神論者 おいおい、よく見てくれよ。ほら、ここに小石が2個ある

    神と科学は共存できるか? - NATROMのブログ
  • 医療業界が自由競争ではうまくいかない理由 - NATROMのブログ

    「医療業界にはいろいろ規制があって非効率的だ。市場原理にまかせて競争にさらせば、より良い医療機関が残り、医療の質は向上する」 という意見を散見する。「混合診療全面解禁を!」「医師会が反対するのは既得権利を守るためだ」という主張とセットになっていることが多い。一般的には自由競争は市場を効率化するが、医療業界は自由競争ではあまりうまくいかない。なぜか。理由はいろいろあるが、その一つは情報の非対称性である。 通常、商品を買うときにはその商品の質を買い手は評価できる。1万円の洋服を買うのは、1万円の価値があると判断してから買えばよい。情報の非対称性の説明でよく持ち出される中古車市場においてすら、商品を買ったあとでスカと分かれば、次からその業者から買わない、その業者の評判を共有する、など、買い手が売り手に対抗する方法はある。 では医療においてはどうか?病室の清潔さ、事の質、医師の態度、説明が十分か

    医療業界が自由競争ではうまくいかない理由 - NATROMのブログ
  • 獅子身中の虫 - NATROMのブログ

    維新政党・新風という政党があります。政治的には右寄りというか、日の政党の中では極右と言ってよいでしょう。この維新政党・新風を応援するNET連合が「新風連」です。「新風連」は大勢のブロガーによって支えられているそうなのですが、そのうちの1人が星条旗にドクロマークなどを描き、またその画像が新風連のサイトに掲載されました。現在は削除されていますが、新風連の公式見解は「大した問題じゃない」のだそうです。 ■星条旗問題についての見解を表明する!(新しい風を求めてNET連合) 以前、米国での従軍慰安婦謝罪決議に対する抗議活動において、新風連協賛ブロガー・柳生すばるさんが星条旗にドクロマークなどを描いた旗を持参して米国大使館前に赴き、また、その画像を当サイトに掲載しました。 この件につきまして内外から様々なご意見を頂きました。新風連事務局の見解を表明致します。 適切と言える行動ではありませんでしたが―

    獅子身中の虫 - NATROMのブログ
  • 信仰と狂気~吉村医院での幸せなお産 - NATROMの日記

    「幸せなお産」というコラムを見つけた。「有機野菜・無添加の素材をつかったオーガニック料理」を配達するお店のサイトのコンテンツ*1で、「人生マクロビオティック」「オーガニック生活のすすめ」といったコラムの中の一つである。たまたまうまくいった例を紹介して自然分娩を賛美するのはよく見かける。このコラムも「病院での人工的な分娩ではなく、自然な分娩を行いうまくいったハッピー」という内容だろうなと読者諸君は想像されるかもしれない。しかし、このコラムはその想像の斜め上をいく。 ■幸せなお産 (■魚拓)(オーガニックエッセイ たけまつばなし一覧) 多少長いので、要約する。両親ともに「お肉もべない無添加のバリバリオーガニック生活」を送っていた。妊娠が判明し、近所にマクロビオティックの助産院があったが、「逆子は法律上、助産院では産めない」。大阪の病院では「あなたの骨盤ではこの大きな頭の赤ちゃんの自然分娩は無

    信仰と狂気~吉村医院での幸せなお産 - NATROMの日記
  • 安くて美味い生協食堂 - NATROMのブログ

    なんだか医療関係の話ばっかり書いているので、たまには日常のことを書く。私の母校には生協堂があり、これがなかなか安くて美味しいのだ。ウェイターなどおらずセルフサービスである。事はまず安全で栄養バランスがとれていること、その次に美味しさであって、サービスはあったほうがいいに決まっているが絶対に不可欠というものではない。高くてもいいというならともかく、コストを削るならサービスが低下するのも当然だ。最近では、「サービスがなっていない」「フランス料理がメニューにない」などと文句をつける馬鹿もいるらしく、堂のおばちゃん達もたいへんであろう。 お昼どきなどは混雑が著しく、写真のように「カバン等での席取りは混雑をひどくします。席はゆずりあいましょう。」という注意書きが掲げてある。混雑を改善するには増築し、職員を多く雇えばよい。しかしこの解決法は「お金がかかる」という欠点がある。いま現在の混雑具合を見

    安くて美味い生協食堂 - NATROMのブログ
  • [進化論][トンデモ]池田信夫氏からの反論

    池田信夫氏は進化生物学を理解していない、という指摘に対して、池田信夫氏からの反論があった。同じパターンのナンセンスな話が繰り返されることになりそうな予感。 ■利他的な遺伝子(池田信夫 blog) これだけ読んでも、彼が自称する「生物学の専門家」ではなく、アマチュアにすぎないことは一目瞭然だ。まず彼は、遺伝子を共有する個体を守る行動を説明したのが「ドーキンスの利己的な遺伝子」だと思い込んでいるようだが、これはドーキンスの理論ではなく、ハミルトンの非常に有名な論文(1964)によって確立された血縁淘汰の理論である。ドーキンス(1976)は、その理論を「利己的な遺伝子」という不正確なキャッチフレーズで普及させただけだ。 ドーキンスが個体レベルの利他行動を遺伝子レベルの利己性によって説明したのは事実だろう。もちろん、血縁淘汰の理論を確立したのはハミルトンである。ドーキンスはハミルトンの理論を援用し

    [進化論][トンデモ]池田信夫氏からの反論
    navecin
    navecin 2007/04/30
    NATROMもうやめて!池田のライフはゼロよ!