賛否両論の問題作だと思いますが、認知症について思っていることを書いて見ます。 死ぬことが怖い… 私は昔から、自分の“死”というものが非常に怖かったです。 今も、あれこれと考えている時、ふと「自分の気持ちや心」が、死んだ後にどうなってしまうのか想像するだけで、不安で仕方なくなります。 これは多分、私に限ったことではなく万人に共通していて、また、過去から現在、そして未来永劫変わらないことであり、その恐怖から逃げるために、時の権力者は様々な方法で不老不死を求めていたという史実が多いのだと思います。 一方で「死後の世界」などについて書かれた書籍が、今も店頭に並ぶのも、「死の後」について、何かがあると信じたい人達が多いからではないでしょうか。 私は認知症ということについて、非常に身勝手な一つの考えを持っています。 それは… 「認知症は、そうした死の恐怖から、少しでも逃れられる術ではないのか…」という