検察官の定年を延長する検察庁法改正案が衆参両院予算委員会で議論された11日、日弁連の大川哲也副会長らは東京都内で臨時の記者会見を開き、「政権が検察人事に強く介入することを許し、検察官全体に萎縮効果をもたらす」などと述べ、改めて法案への反対を表明した。 【写真】枝野幸男代表 「火事場泥棒だ」と述べ、厳しく批判 大川副会長は「検察官の政治的中立性が侵されれば、憲法の基本原則である三権分立が揺るぐ」などと強調。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が続くさなかに成立を急ぐ政府の姿勢を非難し、「国家の根幹に関わる問題で、コロナの陰で性急に事を進めるなど断じてあり得ない。絶対に看過できない」と憤った。 日弁連は同日、荒中会長名で、「不偏不党を貫いた職務遂行が求められる検察の独立性が侵害されることを強く危惧する」などとする反対声明を発表した。4月にも反対声明を出しており、日弁連によると、異例の対
【※記事末尾に追記あり】 内閣の判断で検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案について、Twitter上では抗議の意見が広がり続けています。 【きっかけとなった「最初のツイート」を見る】 5月8日夜に初めて投稿されたハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」を含むツイートは、5月11日時点で500万件を突破。どのような流れでここまで大きなムーブメントになったのか、どんな人たちがツイートしていたのかを調べました。 発端となったのは、5月8日19時40分に投稿された以下のツイートです。 ===== 1人でTwitterデモ #検察庁法改正案に抗議します 右も左も関係ありません。犯罪が正しく裁かれない国で生きていきたくありません。この法律が通ったら「正義は勝つ」なんてセリフは過去のものになり、刑事ドラマも法廷ドラマも成立しません。絶対に通さないでください。 ===== 「1人でTwitter
島田眞路山梨大学長、杉村太蔵氏の「日本の死者数は少ない」発言にピシャリ…「PCR検査しないでどうやって分かるんですか!」 11日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、新型コロナウイルスの感染拡大について特集した。 【写真】杉村太蔵のコロナ対策「日本は圧倒的に勝っている」にデーブ氏「違和感」 この日の番組には「PCR検査数の抑制は日本の恥」と批判して話題の山梨大の島田眞路学長がリモート出演。厚労省と文科省の縦割り縄張り争いを脱却して全国の大学を利用してPCR検査を拡充するという持論を展開した。 これに対し、リモート出演した元国会議員でタレントの杉村太蔵氏(40)は「一つ学長の話として素人として困惑しているのはですね」と話し出すと、「アメリカなどPCR検査をたくさんやった国は死者数も多い。先生は『日本の恥だ』とおっしゃいますけど、日本はPCR検査数は少ないで
青年漫画誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中の長寿劇画「ゴルゴ13」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、25日発売号から当面休載することが8日、関係者への取材でわかった。同作が休載するのは昭和43年の連載開始以降、52年の歴史で初めて。9日発売の同誌に経緯などが掲載される。 【図】新型コロナウイルスが生む「負の連鎖」 「ゴルゴ13」は作者のさいとう・たかをさん(83)と、10人超のスタッフによる分業体制で制作。作画スタッフが原稿用紙に直接執筆するスタイルを取っている。だが、長時間にわたり密集する環境であることなどから、通常通り続けることは困難と判断。スタッフの健康を守るため、新作の掲載見合わせを決めた。旧作の掲載を検討している。 同作は国籍不明のA級スナイパー・デューク東郷が主人公の劇画。商業誌の連載作品としては最長で、単行本などの総発行部数は2億部を突破している。
新型コロナウイルスによる日本の死者数は欧米に比べて少ない。だが感染者数と死亡者数を「対数グラフ」で分析すると、日本だけが異常な推移をたどっている。統計データ分析家の本川裕氏は、「他国のように収束へ向かう横ばい化への転換が認められず、増加ペースが落ちていない。そこには3つの理由が考えられる」という――。 【図版】似たテンポで感染拡大が推移した欧米諸国に対して東アジアの推移は特異 ■世界中で日本だけ「コロナ感染のグラフがおかしい」 新型コロナウイルスは、海外でも日本でも「感染爆発」と呼ばれた一時期ほどの急拡大は見られなくなってきた。だが、それでもなお深刻な感染状況が続き、医療が対応しきれないこともあって各国で死者が増えている。 1月に中国・武漢ではじまった新型コロナの感染拡大は、その後、韓国、イラン、イタリアなどと広がり、また、さらに欧州各国や米国などを中心に全世界に拡大してきている。この4カ
「コロナこわいけどぉ、安倍の声聞いたら元気出た」――”工作疑惑"もささやかれた謎の大量ツイート、「最初の投稿者」に真相を聞いた 「コロナこわいけどぉ、安倍の声聞いたら元気出た」――こんなツイートが4月7日、多数のTwitterアカウントから短時間のうちに投稿され、「何かの工作か!?」と一部で騒然となりました。その後、関与を疑われた企業が否定のコメントを発表する事態にも発展したこの出来事、実は一部のTwitterユーザーの間で行われていた“遊び”が発端でした。 【画像で見る】発端の「おじさん構文」ツイート 編集部では当該ツイートを書き込んだTwitterユーザーに取材し、今回の騒動の真相を聞きました。 「安倍のインスタライブ見てるナウ~!! なんかむずかしい言葉ばっか使っててイミフなんだけど コロナこわいけどぉ、安倍の声聞いたら元気出た」 4月7日の19時すぎごろ、こうした文面のツイート(実
新型コロナウイルスの終息を願うとともに、子どもたちを元気づけようと、鹿児島市立中郡小の保護者有志らが5日、校庭に妖怪「アマビエ」の地上絵を描いた。 【写真特集】新型コロナウイルス 広がる感染防止の動き アマビエは人魚のような姿をした妖怪で、江戸時代に現在の熊本県の海に現れ、疫病の到来を予言したとされる。疫病の流行を封じる願いを込めて、SNSに数多くのイラストが投稿されている。 保護者ら約15人は、下書きに沿って石灰で曲線を描き、約3時間半かけて縦35メートル、横25メートルの巨大な作品を完成させた。ご当地ヒーローを制作した会社などでつくる一般社団法人「チェスト連合」(鹿児島市)が手がけた「アマビエ様」が作業を手伝う一幕もあった。 作品は7日の登校日まで保存し、ドローンで撮影した写真を後日お守りとして児童に配る。 保護者でつくる「おやじの会」の原口幸子会長(39)は「この混乱のなかで不安に過
「昨年の5月ごろ、取締役会で突然、兼元謙任会長(53)が『“山口さん”を顧問にしたい』と言いだしたんです。当然、役員全員に反対されました」 そう明かすのは、日本最大級のQ&Aサイトを運営する株式会社オウケイウェイヴの幹部社員だ。“山口さん”とは、元TBSワシントン支局長で、ジャーナリストの山口敬之氏(53)のこと。 山口氏は2015年、ジャーナリストのさんへの準強姦容疑で逮捕状が出され、昨年12月には、東京地裁で「酩酊状態で意識がない伊藤さんに、合意がないまま性行為に及んだ」として、330万円の支払いを命じられている(現在控訴中)。 幹部社員が続ける。 「それだけなら会長の突飛な思いつきで終わる話ですが、2カ月後に、なんと会社が山口氏と “業務委託契約” を結んでいたことがわかったのです。しかもその契約は、山口氏の本名ではなく、“山口尊之” や “山口尊行” という偽名で結ばれていました」
経済産業省資源エネルギー庁の幹部らが虚偽の公文書を作っていた問題で、同省はうその記載が複数の文書で計5カ所にあったことを認めた。朝日新聞の取材に対し、同省が1日夜、文書で回答した。同省が虚偽記載が複数あったことを認めたのは初めて。 【写真】朝日新聞が入手した、うその決裁文書の写し。3月16日に作成・決裁したが、右肩の日付は3月15日になっている=2020年4月13日午後5時7分、伊藤弘毅撮影 エネ庁幹部らは3月16日、金品受領問題で関西電力に業務改善命令を出す際、電力・ガス取引監視等委員会への事前聴取を忘れたことを隠すため、聴取日を命令前の「3月15日」と偽った公文書を作成した。 経産省の回答によると、大臣名で電力・ガス取引監視等委員会委員長にあてた文書は、実際には3月16日に決裁していたが、3月15日といううその日付を記していた。また、この文書を作るための省内協議用の文書に「起案日」や「
参院議員の有田芳生氏が3日、ツイッターに新規投稿。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の公開活動が20日ぶりに伝えられたことについて「デマは、日本でも猖獗(しょうけつ)を極めました」と投稿した。 【写真】妹の金与正氏も微笑んで見つめる1日、テープカットを行う金正恩氏 有田氏は「金正恩委員長についてのデマは、日本でも猖獗を極めました。そのひとつが『防衛省筋メモ』でした。要点を紹介します」と投稿した。 有田氏は(1)として、「4.12 心臓手術。直接の原因は脂肪吸引手術による副作用として血栓が出来たことが原因。昨年10月、脂肪吸引手術を行ったとされる」とし、「手術を『行ったとされる』。根拠なし」と投稿した。 朝鮮中央通信は2日、金委員長がメーデーの1日、西部・平安南道順川の「順川リン酸肥料工場」の完工式に出席し、テープカットを行ったと報じた。重体説も出ていた正恩氏の公開活動が伝えら
「感染状況が(緊急事態宣言の解除や延長を判断する)ひとつの要素だって、さっき言っていましたけど、いったいどれくらいなんですか? いったいどれくらいの国民が感染しているんですか? このコロナウイルスに。いま現在」 4月29日の参議院予算委員会で、国民民主党の森ゆうこ議員(64)からこんな質問を受けた安倍晋三首相(65)。新型コロナウイルス対策費を盛り込んだ補正予算案を審議している予算委員会の場。当然、安倍首相は即答するかと思いきや、なんと1分以上にわたって、答えに窮してしまったのだ。 森議員が質問すると、手元の書類に目を落とした安倍首相。しばらく書類を凝視したのち、あたりをキョロキョロ見まわして、後ろに座っている加藤勝信厚生労働大臣(64)の方に指を向けるが、森議員に「総理に」と言われてしまう。そばに近寄ってきた官僚に書類を渡され、何やら説明を受けて、安倍首相はようやく答弁に立つ。森議員の質
元衆議院議員の豊田真由子氏(45)が30日、フジテレビ「バイキング」(月~金曜前11・55)に出演。新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校している全国の学校の9月入学制が議論されていることについて私見を述べた。 この日、番組では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校が続く中、欧米などでは一般的とされる学校の“9月入学制”案が浮上していることを報道。東京都の小池百合子知事など、一部の自治体のトップたちが賛成していることも伝えた。 また、萩生田光一文部科学相が28日の会見で「選択肢の一つといいますか、考えなければならないテーマとしてさまざまなシミュレーションはしております」、安倍晋三首相が29日に国会で「前広にさまざまな選択肢を検討していきたいと考えています」と述べたことを報じた。 これを受け、「(文科省は)2カ月間何をしていたんですかって思う」と指摘した豊田氏。「子どもたちの未来を本当
菅義偉官房長官は28日の会見でネットで飛び交うアベノマスクの納入業者選定疑惑について「国会議員や地方議員から個別の企業の取引を促すような口利きや紹介はなかったと聞いている」と釘を刺した。 【28日から閲覧可能になったユースビオ社の登記簿】はこちら 納入業者のうち、政府がこれまでなぜか、頑なに公表してこなかった最後の1社、福島県福島市の「ユースビオ」(樋山茂社長)の社名が明かされたのは27日。 同社の名前が明かされて以降、樋山社長が有罪判決を過去に受けた疑惑、国会議員に政治献金をしたなど様々な噂がネット上で飛び交っている。本誌は28日夕、こうした疑問について樋山社長を直撃。約40分にわたって話を聞くことができた。 再生可能エネルギー関連でベトナムなどへ木質ペレットを輸出入する仕事をしていたという「ユースビオ」社が、どんな経緯で国にマスクを納入することになったのか。樋山社長によると、偶然が重な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く