滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)の裁判をやり直す再審の判決公判が31日、大津地裁で開かれ、大西直樹裁判長は無罪を言い渡した。逮捕から約16年ぶりに西山さんの名誉が回復された。 【動画】裁判官の言葉、うれしかった 男性患者の死因について、確定判決では「酸素途絶による急性心停止」としていたが、大西裁判長は「他の死因が考えられ、事件性はなく犯罪の証明がない」とし、「西山さんの自白調書を証拠採用しない」とした。また当初の医学鑑定について「人工呼吸器のチューブが外れたという真偽が疑わしい事実を前提としている」と信用性を否定。不整脈やたんの詰まりで死亡した具体性があると指摘した。 西山さんに対する滋賀県警の取り調べについて「西山さんの迎合しやすいという障害特性を知りながら強い支配力を
蓮舫氏、安倍首相の会見で質問した江川紹子さんの所属先を聞いたことに「司会の長谷川広報官が知らない方が問題でしょ」 立憲民主党の蓮舫参院議員が29日、自身のツイッターを更新した。 蓮舫氏は、28日の安倍晋三首相の会見に脳科学者の茂木健一郎氏がツイートした「司会をやっている人が、江川紹子さんに対して『所属は?』と言ったのは失礼だった。そもそも、見れば江川さんとわかるでしょう。人間は人間で、別にある組織に『所属』しているわけではない。affiliationだったらまだわかる。『所属』という表現の背後にある価値観が古い」という内容をリツイートした。 【写真】田中みな実、昭恵夫人の“花見”報道に「ファーストレディーの行動としてはあるまじき事」 その上で、この茂木氏の見解に蓮舫氏は「茂木さんに同感」とし「最初の会見で『総理、まだ質問があります』と手を挙げた江川紹子さんを無視し、他の記者の質問も遮り会見
米軍が渡嘉敷島に上陸した翌日の1945年3月28日、住民らは旧日本軍の命令で島北部の北山(ニシヤマ)に集まり、「集団自決(強制集団死)」で330人が犠牲になった。当時11歳で渡嘉敷国民学校6年生だった大城政連(せいれん)さん(86)も大けがを負い、幼い弟を失った。母は家族の死を懇願し、叔父は自分の家族の命を奪った後、大城さん一家にも手を掛け、「自決」した。(社会部・新垣玲央) 生き延びるため「ハブ食べた」 過酷な沖縄戦 ◆玉砕場 米軍が沖縄上陸に向けて大空襲をかけたのは3月23日。沖縄本島攻略の足掛かりにするため、26日に阿嘉島、慶留間島、座間味島、そして27日には渡嘉敷島の渡嘉志久海岸と阿波連海岸に上陸した。 阿波連に住む大城さんは空襲の日から、母と2人の幼い弟と共に山中へ避難した。大雨の中、山裾の恩納河原(ウンナガーラ)から北山に移り、たどり着いた「玉砕場」では泣き声や悲鳴が響いていた
小池百合子・東京都知事が今週末の外出自粛などを都民に求めた25日夜の記者会見。その直後から、都内のスーパーではあわてて食料品を買い込む人たちの姿がみられた。スーパー業界は「生産が止まり、商品が全くなくなる状況は考えられない」と、冷静な行動を呼びかける。 【写真】開店と同時にスーパーに入店する人たち=2020年3月26日午前9時58分、東京都中央区、北村玲奈撮影 足立区のスーパーでは午後9時半すぎ、レジの前に30人以上の列ができた。買い物かごには冷凍食品やカップ麺、パンや肉や野菜など食料品がどっさり。手持ちのエコバッグに入りきらず、有料レジ袋を買う人もちらほら見えた。 「この先どうなるのか不安になり、居ても立ってもいられなくなった」。近所の主婦(46)は、小池知事が今週末の外出自粛要請をしたのを見てあわててスーパーを訪れたという。「冷静さを保ちたいが、同じように不安に駆られてレジに並ぶ人たち
スガシカオ、スーパー混雑に「入場30分待ち、レジ90分待ちって…ディズニーじゃないんだから」「店内超濃厚接触」 シンガー・ソングライターのスガシカオ(53)が26日、自身のツイッターを更新。東京都の小池百合子知事(67)が週末(28、29日)の不要不急の外出を控えるよう要請したことで、買い占めが起こっている店の現状を伝えた。 【一覧】新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た主な著名人 スガは「店内入場30分待ち、レジ90分待ちって ディズニーじゃないんだから…」と長蛇の列にあきれ気味でツイート。続けて「備蓄しておきたい気持ちもわかるけど 店内超濃厚接触で、逆に怖い」と記した。 フォロワーからは「都内のスーパーですか?にわかに信じられない…」「本当に怖れるべきことはいったい何なのか……???こうなると本末転倒」「皆さん、落ち着いて!」「今スーパーに行くのは危険です。感染したら結局食べれません。
のん。かつて能年玲奈と呼ばれた26歳の女優の6年ぶりの劇場映画復帰作『星屑の町』は、日本が新型コロナウイルスの感染を防ぐための国家レベルの自粛要請の中で封切初日を迎えた。 【写真4枚】「のん」6年ぶり映画復帰 キャリアの喪失と不滅のスター性 彼女の登壇が予定されていた新宿の舞台挨拶は中止となった。筆者が映画を鑑賞した横浜市都筑区のショッピングモールの映画館(イオンシネマ港北ニュータウン)の客席を、「満席」と表現していいのかどうか今も僕には分からない。 ウイルスの感染対策として、観客はひとつずつ席を空けて座ることを求められ、最初から劇場の半分の座席しか販売されていなかったからだ。映画館の中では手を繋いでやってきた恋人同士でさえ一席空けて座っていた。いまだかつて、そんな映画館の光景を見たことはない。 でもひとつだけ言うことができる。街の飲食店がガラガラになり、演劇やライブが中止され、映画館は危
東京都の小池百合子知事は25日、記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、週末の不要不急の外出自粛を要請した。すると会見の直後から都内のスーパーマーケットには、多くの客が訪れ、買い物かごに多くの商品を詰め込む姿が見られた。店員数が少なる夜間帯ということもあり、レジには20メートル近い行列ができる店もあった。 ツイッター上には「初めて買い占めに参加できてテンション上がる」「パニック買い占め怖いからとりあえずパスタとパスタソースとトイレットペーパー買った」などの報告が続々と上がり始めている。 しかし都知事が要請したのは、不要不急の外出の自粛であり、週末に食料品などの店舗が閉鎖される予定はない。同じくツイッター上では「みんな落ち着いて」「みんないい加減買い占めやめよう。本当に必要な人が買えなくなるし、買えなくなると困るから買わざるをえなくなる」などの呼びかけも多数投稿されていた。
東京五輪が2021年夏までに延期される方針が固まるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がり続けている。感染症専門医の岩田健太郎神戸大教授が25日、神戸新聞社の取材に応じ、政府の対応や今後の対策について語った。(聞き手・井川朋宏) 【写真】消毒用アルコールがないときは 医科大の主任教授がアドバイス -東京五輪の1年延期方針が明らかになった。 「1年というのは、選手たちのモチベーションやパフォーマンスの維持といった極めて政治的な判断。科学的、医学的な根拠でつくられたわけではないので、妥当なのかはわからない」 -国の対応をどう見るか。 「オーバーシュート(爆発的患者急増)を避けなさいとか、流行のピークをフラットにしましょうとかはスローガンであって、具体的な数字、データを伴わなければ目標にならない。目標を明確にしないと検証ができず、『よく頑張った』という感想しか残らない。2009年の新型イン
7月24日開幕予定だった東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの延期が決まった。24日、安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長とが電話会議を行った。安倍首相はあらためて「完全な形」での五輪開催を希望し、1年程度の延期を提案。バッハ会長からは「100%の同意を得た」とした。 【写真】ブルーインパルスによるオリンピックシンボルは強風の影響により成功しなかった 以下は会議後に会見した安倍首相の主なコメント。 ◇ ◇ ◇ 先ほど(大会組織委)森喜朗会長、小池百合子東京都知事、橋本聖子五輪相同席のもと、バッハ会長と電話会談を行いました。まず東京五輪・パラリンピックについて、あらためて、中止はない、ということについて、バッハ会長と確認しました。その上で開催国日本として、五輪について、現下の状況を踏まえ、世界のアスリートの皆さんが最高のコンディションでプレーでき、そして観
作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回はドナルド・トランプ大統領と安倍晋三首相の共通点について。 【この記事のイラストはこちら】 * * * ここにA氏(推定60歳前後)がいる。社会的地位はかなり高く、教養もあり、周囲からの信頼も厚く、某業界を代表し国際会議などで発言の機会も多い男性だ。特定されないよう具体的なことは書けないのだが、まぁ、そのA氏が国際会議で大恥をかいたのである。 それは女性に関する発言だった。A氏は「セクハラ罪という罪はない」などという大臣の発言に「それは違うのではないか」と考えられる常識はあるのである。しかし、その程度では国際会議では通用しなかった(なにしろ女性がたくさんいましたし、科学的実証を重んじる学術的な場でしたので)。彼が自信を持って発言した「我が業界では女性にはこのような策を取ってます」という発言に、世界はどよめき、失笑し、ど
東京五輪をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド氏(78)が23日、米紙USAトゥデーに対し「延期が決まった」と述べた。2021年の開催の可能性が高いという。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた判断といい、「(いつになるかなど)先々の要素はこれからになるが、7月24日には開幕しないことはわかっている」と述べた。 【画像】今夏開催は困難 延期3パターン IOC関係者が延期の「決定」を明言したのは初めて。IOCは22日に東京五輪の延期を含めた検討を始め、今後4週間以内に判断すると発表したばかり。ただ、その直後からパウンド氏の出身国のカナダが選手団の派遣の見送りを表明するなど、各国の五輪委員会や競技団体から延期を求める意見が相次いでいた。 パウンド氏はインタビューで、IOCが間もなく次のステップを発表するはずだと発言。「段階的(な発表)になる。我々は延期したうえで、日程を動
日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は20日、JOC理事でソウル五輪女子柔道銅メダリストの山口香氏が東京オリンピック(五輪)を「延期すべき」と発言したことについて、「色々な意見があるのは当然だが、JOCの中の人が、そういう発言をするのは極めて残念」と述べた。聖火引き継ぎ式が行われた航空自衛隊松島基地(宮城県)で報道陣の質問に答えた。 【グラフ】東京五輪、どうするのがよいか 世論調査の結果は 山口氏は19日、朝日新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪について「アスリートが十分に練習できていない状況での開催は、アスリートファーストではない。延期すべき」との考えを示した。27日のJOC理事会でも同様の趣旨の発言をする考えも明らかにしていた。 山口氏は「世界中で正常な生活が送れない状況がある中で、7月に開催して誰が喜ぶのか」と指摘。その上で「コロナウイルスとの戦い
東京オリンピック(五輪)の聖火到着式が20日、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地で行われたが、東北新幹線が強風で一時運転を見合わせたため、橋本聖子五輪相、萩生田光一文科相、田中和徳復興相、多羅尾光睦東京都副知事、大会組織委員会の遠藤利明会長代行らが式典に遅刻するハプニングが発生した。 【写真】聖火皿へ点火する野村忠宏さんと吉田沙保里さん 橋本氏らはこの日朝、東京から東北新幹線に乗車。仙台に向かう道中で、強風で新幹線がストップ。約1時間半ほど、新幹線に“缶詰め状態”に。一行はパトカーの先導で急ぎ会場を目指した。 到着式は午前11時から開始予定だったが、橋本氏らの到着を待つため20分遅れの午前11時20分に変更。橋本氏、多羅尾氏のあいさつは取りやめになった。それでも間に合わず、到着式の終盤にあたる午前11時35分過ぎに会場に滑り込んだ。 吉田沙保里氏と野村忠宏氏が予定になかったトークで場をつな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く