【サンパウロ=岩田誠司】カリブ海に浮かぶベネズエラ領マルガリータ島の刑務所で、受刑者たちがディスコを「開業」、友人らを招いて大騒ぎをしていたことがわかった。地元紙ウニベルサルなどが報じた。 受刑者たちは「来る木曜、島が揺れる」と、スマートフォンからツイッターなどで家族や友人らに参加を呼びかけた。詳細は明らかになっていないが、刑務所に600人規模の会場を設け、音響や照明システムも用意したらしい。ストリップショーもあるとの触れ込みだったが、実際に行われたかは不明。 ベネズエラは世界有数の産油国だが、多くの刑務所で受刑者の過剰収容や職員の汚職が指摘されている。銃器や薬物、酒など禁制品の持ち込みも横行し、無法状態の施設も多いという。 地元NGOによると、2012年は全国の刑務所内の抗争や暴動で約600人の死者が出ており、野党側は「石油収入で外国の支援ばかりしており、国内の治安改善はおろそかに