北朝鮮に関するマスコミ報道には、いつも独特の言い回しがついてまわる。 まるで、「北朝鮮」という言葉には枕詞がつくことになっているかのようだ。 先日平壌市内で見つかった、終戦直後の残留日本人のものと見られる遺骨に関する記事をサンプルとして、その実例を見てみよう。 東京新聞(4/20): 北朝鮮大使「残留邦人遺骨返還も」 平壌に多数 日本揺さぶりか 北朝鮮の平壌市内などで、終戦前後の混乱で残留した日本人のものとみられる多くの遺骨が見つかったと北朝鮮当局者が話していることが十九日分かった。十五日の金日成主席生誕百年の記念行事に合わせ北朝鮮入りした日本からの訪朝団に宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が伝え、日本側から収集や返還の要請があれば応じる考えを示した。複数の関係者が明らかにした。 長距離弾道ミサイル発射で国際社会での孤立が深まる中、遺骨返還を持ち出し、日本側を揺さぶる狙いがあ