大型リゾート施設のハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の沢田秀雄社長は16日、決算発表の記者会見で、佐世保市から受け取っている固定資産税相当額の再生支援交付金(前期は約7億円)について、現在の2014年9月期限りで受け取りを終える方針を表明した。 沢田社長は「安定的に利益を出せる体制が整い、経営再建は終わった。交付金がなくてもやっていける」と述べ、予定を5年前倒しする形で経営再建を達成したとの認識を示した。 交付金は、エイチ・アイ・エス(HIS、東京)がHTBの経営を投資会社から引き継いだ際、市が支援策として決定。10〜19年度の10年間で計73億円を交付することになっていた。