クラウドコンピューティング(以下、クラウド)は引き続きホットなトピックとして連日のように多くのメディアで取り上げられている。ベンダー側はこの動きに乗り、クラウドを取り入れたサービスを市場に強く訴求している。一方で、ユーザー側は比較的静観してクラウドをとらえているようにも感じられる。 実際、クラウドに関連する市場は今どれくらいの規模があり、将来的にはどのように発展していくのか。本稿では「ユーザー企業への調査に基づくクラウド関連の市場規模試算」という観点から、クラウド市場を眺めてみる。 XaaSとクラウドの関係 下のグラフは、国内における2009年から2012年までのクラウド関連市場の規模を示したものだ。2009年の市場規模は249億円となり、2012年には2000億円を超える見通しだ。今後数年で、市場規模は急拡大していくことが分かる(図1)。
サーバー仮想化によりコスト削減を見込む企業は多いが、ここで忘れがちなのがストレージのパフォーマンス管理だ。仮想環境下でのストレージの使用率を監視し、パフォーマンス低下を防止しなければ、かえってコスト増につながりかねない。そこで必要となるのがストレージ・リソース・マネジメント(SRM)ツールである。 長引く景気低迷により企業のコスト意識は高まるばかりだ。IT部門では、限りあるリソースを効率的に活用するため、仮想化技術を用いてサーバー集約を進めるケースが増え、「コスト削減にはサーバー仮想化」という認識が広まりつつある。しかし、サーバー仮想化に目を向けるあまり見落としがちになっている問題がある。それが、ストレージの運用/管理である。 サーバーが仮想化することでストレージの管理は複雑化する。例えばVMwareの「VMotion」により、仮想マシンは物理サーバー上を自由に移動する。これまでストレージ
企業で増え続けるサーバーの台数削減、稼働率が低いサーバーの統合など、サーバー運用を効率化する切り札として「仮想化」が注目を集めています。まずは基本的な仕組みを知っておきましょう。 一般用語としての「仮想化」とは、「実際には存在しないものを存在するように見せる」といった意味の言葉です。コンピューター用語としては「仮想メモリ」「仮想ドライブ」などがあり、いずれも物理的には存在しないメモリやディスクドライブを、ソフトウェアによって「存在するように見せる」ことを指します。 サーバーの仮想化も同様に、物理的には存在しないサーバーをソフトウェア上で存在させ、利用する技術です。実際のサーバー(以下「物理サーバー」と表現)に「仮想化ソフトウェア」と呼ばれるソフトウェアをインストールし、このソフトウェアの働きによって、1台の物理サーバーの中に何台もの仮想のサーバー(以下「仮想サーバー」と表現)を作ります。
Oracle ホワイト・ペーパー – エンタープライズ・アーキテクチャ 2009 年 8 月 クラウド・コンピューティングの アーキテクチャ戦略 クラウド・コンピューティングのアーキテクチャ戦略 免責事項 本書は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。情報を提供することだけが目的であり、 契約とは一切関係がありません。下記の事項は、マテリアルやコード、機能の提供を確約するものではなく、また、 購買を決定する際の判断材料とはなりえません。オラクルの製品に関して記載されている機能の開発、リリース、 および時期については、弊社の裁量により決定いたします。 クラウド・コンピューティングのアーキテクチャ戦略 概要...............................................................................
日本IBMは2010年1月、全社を挙げてクラウド・コンピューティングを推進すると宣言、事業部横断の組織を立ち上げた。クラウドは、技術的に見れば同社がこれまで提唱してきたオンデマンド・コンピューティングやオートノミック・コンピューティングの延長線上ともとらえられる。では日本IBMが今回、「クラウド」というキーワードをきっかけにやろうとしていることは何か。社長直轄のクラウド・コンピューティング事業の責任者である吉崎敏文氏に聞いた 日本IBMは2010年1月に、社長直属のクラウド統括組織として「クラウド・コンピューティング事業」を設立、社内横断的なチーム「チームクラウド」を結成して、米国本社や社内の既存事業部、研究所と連携し、全社的にクラウド事業を推進していくと発表した。 では、日本IBMのいうクラウド・コンピューティング・ビジネスとは何なのか。クラウド・コンピューティングを推進していくというと
Berkeleyが考えるクラウドコンピューティング その1、その2に続く第3弾です。 クラウドコンピューティングを阻害する10の障害・チャンス クラウドコンピューティングは始まったばかりで普及しているとはいえない。普及する上で、いま何が障害となっているのか?逆にいえば、その障害を取り除くことが、リサーチそしてビジネスでのチャンスとも言える。この10の障害・チャンスは以下。 1.Availability of Service: 2.Data Lock-In 3.Data Confidentiality and Auditablity 4.Data Transfer Bottlenecks 5.Performance Unpredictability 6.Scalable Storage 7.Bugs in Large-Scale Distribution Systems 8.Scaling
企業で増え続けるサーバーの台数削減、稼働率が低いサーバーの統合など、サーバー運用を効率化する切り札として「仮想化」が注目を集めています。基本的な仕組みとそのメリットを知っておきましょう。 「仮想化」とは、ソフトウェアによって、物理的な制約を離れてコンピューターのリソースを利用することを指す言葉です。実際に搭載している以上のメモリーを利用可能にする「仮想メモリー」、ハードディスク内のファイルを独立したCD-ROM やDVD-ROMのように扱う「仮想ドライブ」などが一例です。 サーバーを仮想化するという場合、物理環境では有効に活用できていないサーバーのリソースを、ソフトウェアによって効率的に活用することを指します。具体的には、実際のサーバー(以下「物理サーバー」と表現)にインストールされた「仮想化ソフトウェア」の働きによって、1台の物理サーバーの中に何台もの仮想のサーバー(以下「仮想サーバー」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く