韓国メディアによると、韓国警察は21日、保健当局の自主隔離命令に背いて無断外出したとして感染病予防法違反容疑で日本人の20代の男を逮捕した。 韓国人が同様の容疑で逮捕されるケースはあったが、外国人では初めて。韓国政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、海外からの入国者に14日間の自主隔離を課している。 報道や警察の発表によると、男は先月2日に韓国に入国。隔離期間中に8回にわたって滞在場所を離れ、食堂などを訪問した。 警察は監視カメラやカードの利用歴から外出を確認したとしているが、男は否認しており、逃走の恐れがあると判断したという。行政側が警察に告発していた。 韓国の感染病予防法は、自主隔離命令に背いた場合、1年以下の懲役または1000万ウォン(約87万円)以下の罰金を科すと定めている。(共同)