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シャルチエに関するnegadaikonのブックマーク (2)

  • 著作権と「作者」の起源(はじまり):ロジェ・シャルチエ『書物の秩序』

    「作者」は、今日では、名声を得るため、カネを得るため、自分の考えの影響を増すため、就職するため、敵対する考えの影響を減らすためなどの他に、さまざまな「読者の利害とは一致しない」理由から書物を著す。結局のところ、「作者」は作者自身のために執筆し出版するのであって、それは来的には読者のためではない。 当のところ、独創性のために「作者」が費やす苦労によって、どれほど読者が悩まされ、余計な時間を費やすはめになっているか。 とりわけ「作者」が伝えなければならない新情報や重要情報の欠如が、この「独創性への労苦」をかけあわせることによって、しばしば多大な損害を読者にもたらす。 ただ新奇にみせかけられた考えや表現を受け取るために費やされる時間を少しでも減らせるのであれば、人はその分を、たとえば自ら思考することにあてることができるばかりか、泳ぎにだって出掛けられるというのに、である。 (もちろん、同じよ

    著作権と「作者」の起源(はじまり):ロジェ・シャルチエ『書物の秩序』
  • ロジェ・シャルチエ:『書物の秩序』他 - SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

    歴史やっている場合、文学における受容美学の議論にとっかかる前に、とりあえずシャルチエから入っとく方がいいっすよね。特に西洋史は。 中世の場合、色々としっくりこない所がありますが、叩くにせよ支持するにせよ参照軸としはやはり無視するわけにはいかないですよね。 アナール第4世代に位置するロジェ・シャルチエ Roger Chartier の書物・読書・読者・読書行為の社会史研究はいくつか邦訳があるわけで。 取っ掛かりとしてはまずこれでしょう。 書物の秩序 (ちくま学芸文庫) 作者: ロジェシャルチエ,Roger Chartier,長谷川輝夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る訳者による丁寧な研究史の解説もあるし。 それとこれ。 読書と読者―アンシャン・レジーム期フランスにおける 作者: ロジェシャ

    ロジェ・シャルチエ:『書物の秩序』他 - SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX
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