11年前、パリ郊外のサンドニ地区に行ったことがある。高層アパートが並ぶ風景は東京郊外と似ているが、住人はほとんど移民。言語の壁もあり教育レベルは上がらず、若年失業率は5割以上。職があっても、遠くパリ中心部まで通勤し、道路工事やカフェのウェイターだ。案内役のNGO職員は「差別と貧困の悪循環で未来が見…
脇田晴子さん(日本中世史・女性史)が亡くなったとのこと。 何か、今年は親しかった研究者が亡くなることが多くて本当に悲しいです。 脇田さんとは吉川弘文館勤務時代に、PR誌『本郷』の「歴史潮流」というコーナー(最新の歴史学のトレンドを紹介していただくコーナー)に3回連載で書いていただいた事がきっかけで、その後、『天皇と中世文化』という著書を編集させていただきました(ただ、刊行は私が吉川を辞めた後になってしまったけど)。 東京に来られたときには突然電話が掛かってきて、「ちょっと東京に来てんのやけど、お茶でも飲まへん~?」と素っ頓狂な明るい声で「デート」に誘っていただいたこともありました。 有志舎を創るときも、京都南郊のご自宅にうかがって、独立後の企画も話させていただき、「近代史やないけど、わたし、「世阿弥論」書きたいのやわ~」と言っていただいて、「もちろん、お願いします!」とお願いしたのでした。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く