たまに耳にしますが、統計的に個人投資家の約7割が株式投資で損失をだして いるようです。 まさに「敗者のゲーム」といえます。 であれば個人投資家がすべき選択は 勝つゲーム をするのではなく、 負けないゲーム をすることでしょう。欲をだして市場で勝とうとするのではなく、機械的に 作業を行って負けないゲームをすることが長期的にパフォーマンスを上げる ことにつながると思います。
コロナが猛威を振るう以前、私は米国株のタバコ、石油、高配当ETFに 投資をしていました。購入理由としては タバコ = 喫煙人口は減少し続けているが、その分価格に転嫁できてかつ 配当金も魅力的 (米国株=フィリップモリス、アルトリア JT) 石油 = 欧米が脱炭素社会に向けて、規制強化しているがまだまだ石油 エネルギーは必要不可欠であり、世界情勢が不安定になれば 石油価格も上昇するし、配当金も高配当で魅力的 (米国株=エリクソンモービル、BP、ロイヤルダッチシェル) 高配当ETF= 高配当株をある程度分散しているので、一社が業績不振になっても 影響は軽微でリスクを抑えて配当金を再投資できる (米国株=SPYD、VYM) およそこれだけで300万円くらいは投資をしていました。 しかしコロナの発生により、NY株式市場は軒並み半分近くまで大暴落、 石油 = 一時原油先物はマイナス値を付
投資を初めて約7年が経ちますが、この短い期間ですら 株式相場が絶好超の時期 コロナショックによるどこまで下がるか不安になるような 急激な下落時期 理論では分かっているつもりであっても、実際に経験すると本当に 相場環境に非常に感情揺れ動きます。 これは実際に経験することで、本当に身にして勉強になります。 (だからこそ面白いのかもしれないですが。) お金、投資に関する書籍は読んでいても、実際に自分が投資するとなると やはり状況は違うものだと実感します。 実際に必ず上がると信じて買ったはずなのに、急激な下落相場に耐えきれず 100万円ほど損失をだしてしまい、そのまま損切りをしたこともあります。 (その話はまた後日) ここから学んだことは 本当に自分の信じるものにしか投資しないこと。 そうしないと、確実に下落相場での不安に耐えきれずに損切りしてしまう ことになるからです。(たとえその後相場が上がっ
経済学については全くの素人ですが、ドラゴン桜著者である三田紀房が描いた 投資漫画「インベスターZ」の中でいくつか参考になった言葉があるので紹介 したいと思います。 マクロとミクロの視点をもつ これは、市場経済を俯瞰した視点からと、身の回りのそれこそ物価の値段等 身近な視点の両方から見ることでより正確な市場を知ることができるといえ ます。 未来を見る力を持つ 今後、大きく発展する市場を見極める力は、投資家として必須ともいえます。 的外れなところで頑張ることに価値はない 若干極端な意見かもしれませんが、努力=美徳が盲目的に称賛される社会的風潮 に一石を投じる、物事の本質をついた言葉だと思います。 株は出口戦略にあり 買って満足してそのまま放置しがちですが、本来は利益を出してリターンを得る ために投資をしています。だからこそ出口戦略は必要であり、目的を見失っては いけません。そしてその大切なお金
日本に住んでいる以上は、年金、各種税金、保険料は確実にかかってきます。 投資によるリターンは最初こそ本当に微々たるものであり、投資による複利効果 を実感するまでには相当の年月をようします。 であればこそ、まず投資よりも効果をすぐに発揮させるるために抑えておくべき ものは ・財形年金 = モノによっては死亡時積み立て額の5倍の保証額がついて いるの生命保険代わりになる。 (そのそも一定の貯金額があれば生命保険は必要ない) ・積み立てNISA= 国が免措置をとっている優遇制度なので投資をするにあた って絶対に絶対に抑えておきたい制度。 (通常の株式投資には一律20%の税金がかかる) ・ふるさと納税 = 節税ではないが、生活必要品等を返礼品でもらえば実質節約 になる。 ・イデコ = 一定の免税措置がとられているので、税金面でお得。 (ただし、60歳まではおろせないので柔軟性がない
r(資本収益率)>g(経済成長率) これはフランスの経済学者トマ・ピケティが過去200年の膨大なデータをもとに 定義した理論です。 これの意味するところは、 r=資本家 > g=サラリーマン つまり、資本収益率が経済成長を上回るということは、いくらサラリーマンが 会社の成長で利益 をだして賃金上昇による富を築こうとしても、それを上回るペースで 資本家=株主 がそれを上回るペースで富を築くことができると言い換えれます。 ここからいえることは、一般のサラリーマンが富を築くためには、毎月の給料 の少しずつでもよいから 株等の資本=資産 に資金を回しつづけることが、富を築く最善の策なのかもしれません。 特に分母(元手になる資金)が大きいほど、その効果も比例して大きくなります。 ただし注意しなければならないことは、いきなり全てを投資に回すのはリスクが 非常に大きいので、何回かに分けてリスクを分散する
長期的 視点、つまり何十年、何百年という運用期間で考えると、今後の日本 経済の先行きは、劇的変化が起こらない限りは上向かないといえます。 一番の要因は人口減少であり、先進国の中でも特に日本は少子化が顕著。 これが意味するところは、日本の経済規模の縮小であり、国際競争力の低下を招く のは必然的です。 これは、比較的想像しやすい将来図ですが、であればこそ、まだ見通しの明るい国の市場に投資することは、長期投資するうえで理に適っているといえます。 特に米国は、投資家に対する法整備、企業コンプライアンス、イノベーション、 政治的安定性が整っており、諸外国の中でも投資しやすい環境であるといえます。 勿論、想定外の事態も十分に起こりえるだろうが、米国株式にある程度の比重をお いた投資戦略は、理に適っているといえます。
卵を同じ籠に盛るな ということばがあります。 投資においての卵=投資商品であるわけだが、籠に10個いれて持ち歩くと もし落としてしまうと(投資した商品の価値が予想外に下がる)、すべて 割れてしまう。 でも、二つの籠に5個ずつ分けて持ち歩けば、もし片方の籠を落としてしまって も、残りの5個の卵は無事であるという理論です。 投資は将来どうなるか誰にも予測ができない。 まさか、と思うようなことが何度も起こりうる。 だからこそ、一つの商品にこだわらずに色々な商品に投資を分散させることに よって、リスクを分散させることが大切です。 株式市場においては 個別株への集中投資=1つの籠に卵を盛る (リターンは大きいがリスクも大きい) 株式全体への分散投資=複数の籠に卵を盛る (リターンは小さいがリスクも小さい) 特に市場指数に連動した分散投資である 投資信託(手数料の安いもの一部商品に限る。) ETF(市
個人投資家が投資をする上で強い味方になるのが時間です。 時間を最大限に発揮させる方法として最善の策は 積み立て投資 です。 市場は常に価格が上下に変動しており、政治、地勢、流行等様々な要素が市場に 影響を与えるので、予測が難しい。 過去に個人投資家の運用成績がよかった実例の上位に位置している人たちは、 投資をしたことを忘れていた人 もうすでに亡くなってしまった人 が多いといいます。 これが意味するところは、投資していることを意識している人は投資の利益を 最大限享受することが難しい。 つまり、投資している本人の感情が投資に与える影響が多大であるといえます。 投資した商品が上がる=目先の利益を得たいがためにすぐに売りたがる。 ※まだ芽がでたばかりでこれから大きく育つのにあえて その芽を摘むことになる。 投資した商品が下がる=さらに大きな損失を避けるためにすぐに売りたがる。 ※短期的にはマイナス
一番衝撃を受けた一冊でです。 なぜお金に関する教育は、社会に出て一番大切なのに教育を受ける機会が なかったのか。 税金、保険、年金、投資、ライフプラン等すべて人生に欠かせない知識である。 著者の有名な言葉に お金に関する教育が自分に足りないことが問題なのだと気づく人はほとんどいない。 たしかに、これで保険に入り、住宅ローンをくみ、いわれるがままの保険に入る。 すべて、業者のいいカモです。 よく考えてみればわかること。業者もボランティアでやっているわけではない。 ビジネスである。自分たちが儲けるために、商品を売るのである。 つまり、知識がない人たちから割高な商品を買わせ、利益を稼ぐ。 いかに社会において「お金」の知識がないと、お金が出ていくだけで増やせないかが 分かります。 そしてお金を増やすために必要なことは 自分達のためにお金に働かせること=負債ではなく、お金を運んでくる資産を買うこと
チャールズエリスの「敗者のゲーム」に、個人投資家の投資の仕方がわかりやすく 説明されています。 投資をテニスに例えると プロのゲーム = 勝者のゲーム それ以外のゲーム = 敗者のゲーム に分かれる。 つまり プロのゲーム お互いにレベルは拮抗しており、積極的に勝負をするゲーム コントロール、スピン、ポジション等少しの違いが勝敗を決します。 敗者のゲーム お互いミスが頻発する。ミスが少ない方がゲームに勝つ。 毎回ネットに引っかかったり、枠をはずれる。 このことからいえるのは 平凡なプレーヤーが勝つにはミスを減らし、相手が自滅するのを待つのが得策。 一般的な個人投資家は百戦錬磨の天才的な機関投資家や、膨大なデータベースの分析の もとに判断するAIに勝つことはまず不可能です。 であれば何を武器にするかといえば、個人投資家の強みは 時 間 です。一定の期間ごとに成果を求められる機関投資家と違
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