元関脇豊ノ島の井筒親方(39)が、4日付で日本相撲協会を退職した。今後は個人事務所を立ち上げ、タレント「豊ノ島」として活動していく。 退職が発表された直後から、SNSにはファンからの惜しむ声が多く寄せられた。豊ノ島は最高位は関脇で力士としての実績があり、表現豊かで解説はわかりやすい。地元の高知県宿毛市では10年前から豊ノ島杯と称した少年相撲大会を開くなど、普及活動にも熱心だ。しゃべりが達者で司会業もこなし、発信力がある。芸能界をはじめ各界につながりがあり、大相撲を広める役割を担ってきた。親方として必要なものを多く備えている。 それなのに、なぜ角界から離れることになったのか。 本人は次の道へ前向きな姿勢を示し「お世話になった日本相撲協会を離れ、外から豊ノ島として相撲界を応援し、盛り上げたいなと思っております」と相撲界へ感謝の気持ちを表明している。 本人の決断を尊重したい一方、協会に親方として