「給食を何回もお代わりするから、小学校に上がってから太っちゃって…」。母親のAさんは苦笑する。傍らには小学1年生の長女、B子ちゃんがいる。都営新宿線・船堀駅前のファミリーレストラン、初夏の休日、夕方のことだ。 B子ちゃんは、江戸川区立の小学2年生。両親が共働きのため、放課後は「学童」で過ごす。学童といっても、江戸川区は親の就労形態を問わず希望者は全員利用できる「放課後事業」という位置づけだ。愛称は「すくすくスクール」、住民は縮めて「すくすく」と呼ぶ。 (画像はイメージです) この「すくすく」で、おやつが廃止されたのは、昨年、2013年4月のこと。「希望者が少ない」というのが主な理由だ。小学生が放課後、「すくすく」で過ごす時間は、家庭環境や親の就労状況によって異なる。共働き家庭では毎日通う子が多いが、祖父母同居や近居なら、祖父母の家と「すくすく」と、どちらで過ごすか日によって変えられる。主婦