世界で最も安全性と正確性を兼ね備えた高速鉄道と言えば新幹線。 現在では世界一とまで呼ばれている新幹線ですが、日本の新幹線が世界一と呼ばれるに至るまでには様々な歴史がありました。 そんな新幹線へとつながる日本の鉄道の歴史が、どこで産まれたか、ご存知でしょうか? 今回は、今の日本を支える鉄道インフラが産まれた場所である「旧新橋停車場」についてご紹介したいと思います。 ・日本鉄道の歴史 第15代将軍・徳川慶喜による大政奉還(1867年)から5年後、まさに日本が激動の幕末から明治へと歩みを進めようとする最中であった1872年(明治5年)9月、新橋〜横浜間の29kmを結ぶ日本で初めての鉄道が開通します。時代が江戸から明治に変わったとはいえ、まだまだ日本は西洋の文化が入りはじめた段階。鉄道の開通は日本にとって非常に重要なプロジェクトの1つでした。鉄道に関する知識のなかった日本は、イギリスからエドモンド